31日、第102回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が各地で行われた。

28日に開幕を迎えた今大会。早くもベスト16が出揃ったが、波乱の2回戦となった。

開幕戦では早稲田実(東京B)と対戦して初勝利を収めた広島国際学院(広島)は、強豪・静岡学園(静岡)と浦和駒場スタジアムで対戦した。

試合は静岡学園が押し込む展開となるが、ゴールを奪えず。Jクラブ内定者3人を擁するチームが力で上回っていくが、後半開始から出場した石川撞真が49分にゴールを奪い、広島国際学院が先制する。

ハインドとなった静岡学園だったが、55分に庄大空がうまく抜け出してシュート。これが決まり1-1に。その後は静岡学園が押し込んでいく展開となったがゴールを奪えず。PK戦では、広島国際学院GK片渕竣介がセーブを見せるなどし、4-3で広島国際学院が勝利。初出場でベスト16入りを果たした。

また、ニッパツ三ツ沢球技場では共に同じ会場で1回戦を勝ち上がった神戸弘陵学園(兵庫)と前橋育英(群馬)が対戦。優勝候補の前橋育英に対し、神戸弘陵学園が2ゴールを奪い2-0で勝利を収めた。

強豪校が敗れる中、青森山田(青森)は飯塚(福岡)と対戦し1-1のドローPK戦の末に5-3で勝利を収めていた。

また市立船橋(千葉)も帝京長岡(新潟)相手にPK戦で勝利。昌平(埼玉)も米子北(鳥取)を相手にPK戦の末になんとか勝利している。

昨年度王者の岡山学芸館(岡山)は尚志(福島)と対戦し、2-1で勝利。3回戦では初出場の名古屋(愛知)と対戦する。

3回戦1月2日に開催。県立柏の葉公園総合競技場、浦和駒場スタジアム、等々力陸上競技場、駒沢陸上競技場の4つの会場でおこなれる。

◆2回戦
12月31日
【県立柏の葉公園総合競技場】
帝京長岡(新潟) 1-1(PK:4-5) 市立船橋(千葉)
岡山学芸館(岡山) 2-1 尚志(福島)

ゼットエーオリプリスタジアム】
北海(北海道) 0-3 名古屋(愛知)
星稜(石川) 1-1(PK:3-0) 四日市中央工(三重)

【浦和駒場スタジアム】
青森山田(青森) 1-1(PK:5-3) 飯塚(福岡)
広島国際学院(広島) 1-1(PK:4-3) 静岡学園(静岡)

埼玉スタジアム2〇〇2】
昌平(埼玉) 1-1(PK :4-3) 米子北(鳥取)
遠野(岩手) 0-1 大津(熊本)

ニッパツ三ツ沢球技場】
神村学園(鹿児島) 2-0 松本国際(長野)
神戸弘陵学園(兵庫) 2-0 前橋育英(群馬)

等々力陸上競技場
東海大仰星(大阪) 1-1(PK:5-6) 明秀日立(茨城)
日大藤沢(神奈川) 1-1(PK:3-4) 近江(滋賀)

【駒沢陸上競技場】
初芝橋本(和歌山) 0-0(PK:7-8) 堀越(東京A)
明桜(秋田) 2-0 名護(沖縄)

味の素フィールド西が丘】
富山第一(富山) 2-1 京都橘(京都)
帝京大可児(岐阜) 1-3 佐賀東(佐賀)

3回戦組み合わせ
1月2日
【県立柏の葉公園総合競技場】
《12:05》
市立船橋(千葉) vs 星稜(石川)
《14:10》
岡山学芸館(岡山) vs 名古屋(愛知)

【浦和駒場スタジアム】
《12:05》
昌平(埼玉) vs 大津(熊本)
《14:10》
青森山田(青森) vs 広島国際学院(広島)

等々力陸上競技場
《12:05》
明秀日立(茨城) vs 近江(滋賀)
《14:10》
神村学園(鹿児島) vs神戸弘陵学園(兵庫)

【駒沢陸上競技場】
《12:05》
佐賀東(佐賀) vs 富山第一(富山)
《14:10》
明桜(秋田) vs 堀越(東京A)

◆1回戦結果
12月28日
国立競技場
早稲田実(東京B) 0-2 広島国際学院(広島)

12月29日
ゼットエーオリプリスタジアム】
名古屋(愛知) 1-1(PK:4-2) 日章学園(宮崎)
北海(北海道) 1-1(PK:6-5) 大手前高松(香川)

【県立柏の葉公園総合競技場】
市立船橋(千葉) 4-1 高川学園(山口)
帝京長岡(新潟) 3-2 長崎総科大附(長崎)

【浦和駒場スタジアム】
静岡学園(静岡) 6-0 明徳義塾(高知)
帝京大可児(岐阜) 2-1 柳ヶ浦(大分)

埼玉スタジアム2〇〇2】
昌平(埼玉) 7-0 奈良育英(奈良)
山形明正(山形) 0-4 米子北(鳥取)

ニッパツ三ツ沢球技場】
前橋育英(群馬) 3-1 立正大淞南(島根)
仙台育英(宮城) 0-4 神戸弘陵学園(兵庫)

等々力陸上競技場
明秀日立(茨城) 2-0 徳島市立(徳島)
矢板中央(栃木) 0-1 東海大仰星(大阪)

【駒沢陸上競技場】
帝京第三(山梨) 2-3 初芝橋本(和歌山)
堀越(東京A) 2-0 今治東(愛媛)

味の素フィールド西が丘】
丸岡(福井) 0-1 佐賀東(佐賀)