日本では人生の節目として数えられる「還暦」。60歳を迎えた際には、「還暦祝い」として赤いちゃんちゃんこなどを着てお祝いするのが慣例だ。「還暦を迎える」というと人生の大先輩のように思えるが、今年2024年は「え? この人も今年で還暦なの!?」という有名人が多い。今回はそんな1964年生まれ、今年還暦を迎える芸能人・有名人をチェックしよう。

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■ お笑い芸人

 お笑い界では、長年お茶の間でおなじみの面々が還暦を迎える。1月1日には、“天然キャラ”の草分け的存在で、アーティストとしても活躍するジミー大西が早速60歳の誕生日。続く2月13日には、長らくリアクション芸人のトップランナーとして活躍してきた出川哲朗が続く。

 同じ2月には、お笑いコンビ・ハイヒールモモコが還暦。モモコNSC(吉本総合芸能学院)で同じ1期生だったダウンタウンは一足早く昨年還暦を迎えている。そのダウンタウンの盟友で90年代より活躍を続けるウッチャンナンチャン内村光良、さらにダウンタウン、ウンナンと同じく「お笑い第3世代」に数えられるお笑いコンビ・ホンジャマカのメンバーで10年以上『ひるおび』(TBS系)の司会者を務めている恵俊彰も12月に大台に突入する。

 そのほか、バラエティ番組で活躍を続ける磯野貴理子やYOUも今年還暦だ。

 また、お笑い芸人ではないが、『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)覇者ウエストランドなどを擁する芸能事務所タイタンの社長で、爆笑問題太田光の妻である太田光代は、夫より1年早く今年還暦を迎える。

■ 俳優・女優

 大物俳優、女優も続々と還暦を迎える2024年。昨年は『VIVANT』(TBS系)の大ヒットが記憶に新しい阿部寛のほか、岸谷五朗、堤真一高橋克典、椎名桔平、“Vシネの帝王”の竹内力、個性派俳優の温水洋一嶋大輔木下ほうか、高知東生も同い年。最近では息子の仲野太賀も俳優として活躍中の中野英雄も今年12月に60歳を迎える。

 女優では山口智子、南果歩、真矢ミキ、さらに80年代に映画『セーラー服と機関銃』で一斉を風靡した薬師丸ひろ子1964年生まれだ。そのほかにも高島礼子、荻野目慶子、杉田かおるといったそうそうたる面々が60歳の大台に乗る。

■ 歌手・クリエイター・文化人・元スポーツ選手

 お笑い芸人やタレント以外でも多くの有名人が今年還暦を迎える。ミュージシャンでは「部屋とYシャツと私」で知られる平松愛理を皮切りに、TWO-MIXヴォーカルとして知られるほか『名探偵コナン』シリーズの主人公・江戸川コナンの声でおなじみの高山みなみ近藤真彦や日本を代表するロックバンド・B'z稲葉浩志、さらに中西圭三、元チェッカーズで実兄・藤井フミヤとのユニット「F-BLOOD」としても知られる藤井尚之、同じく元チェッカーズの鶴久政治、元BLANKEY JET CITYのボーカルで“ベンジー”の愛称で親しまれる浅井健一などなど。

 元有名アスリートでは、陸上長距離の増田明美、プロ野球・元読売巨人軍宮本和知、同じく元巨人OBで送りバントの世界記録を保持する川相昌弘、元バドミントン選手の陣内貴美子、Jリーグ・元ガンバ大阪永島昭浩、本並健治がそろって還暦だ。

 そのほか、文化人やクリエイターでは、元裁判官で弁護士、ワイドショーのコメンテーターでおなじみの八代英輝、思想家・吉本隆明さんの実子で『キッチン』『TUGUMI』『アムリタ』などの小説で知られる吉本ばななも今年60代を迎える。

■ 海外では大スターが相次いで還暦!

 「還暦」は干支から発祥した概念であるため、諸外国ではなじみがないと思われるが、海外の「今年60歳」のメンバーもそうそうたる面々なので、紹介しよう。

 映画スターでは、日本で根強い人気を誇る個性派俳優ニコラス・ケイジ、さらに2000年に映画『グラディエイター』でアカデミー主演俳優賞を受賞したラッセルクロウ1990年代末から『マトリックス』シリーズで一世風靡したのち、最近では『ジョン・ウィック』シリーズで高い人気を誇るキアヌ・リーブスも、なんと今年で60歳を迎える。

 そのほか、海外のスポーツ界ではMLBの通算最多本塁打記録を持つバリー・ボンズも彼らと同い年だ。

(左上から時計回りで)内村光良、阿部寛、薬師丸ひろ子、堤真一  クランクイン!