立浪監督の最終年となる中日。求められる勝利のためのオーダーは?(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今シーズンのプロ野球開幕は3月29日。球春到来はまだ先だが、新年らしく“妄想”開幕オーダーを考えてみたいと思う。今回は中日編だ。

 立浪和義監督の契約最終年と言われる今季は、2年連続最下位からの脱出、そして13年ぶりの優勝を目指す戦いである。勝利のためになりふり構わない姿勢を示すのではないか。開幕オーダーにもその意気込みが出るだろう。

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 開幕戦の相手はヤクルト。未発表だが、おそらく敵地・神宮での開催だ。順当に考えると小川泰弘サイスニードあたりが先発か。

■中日・妄想開幕オーダー
(中)岡林勇希
(遊)カリステ
(右)細川成也
(一)中田翔
(三)石川昂弥
(左)上林誠知
(捕)木下拓哉
(二)田中幹也
(投)柳裕也

 岡林の「1番・センター」はアクシデントがなければ確定。今季も2年連続160安打を放っている若きヒットメーカーから、シーズンの幕が開く。昨季に24本塁打で大ブレークを果たした細川成也も中軸を打つはずだ。

 打線の軸となるのは補強組。巨人からやってきた中田翔には「4番・ファースト」に座ってもらって、持ち前の勝負強さを存分に発揮できる場を創出したい。

 そして、「6番・レフト」には上林誠知を抜擢。レフト2000安打大島洋平、新助っ人のディッカーソン、若手有望株のブライト健太&鵜飼航丞などが控える群雄割拠のポジションだが、ここはソフトバンクから心機一転加入した好打者に賭けてみたい。

 懸案の二遊間は田中幹也&カリステのコンビを起用する。田中はルーキーイヤーの昨季、オープン戦での右肩脱臼でシーズンを棒に振ったが、全快になれば、リーグの勢力図すら変え得る存在。高い俊敏性と実戦力の高さを開幕から見せつけたい。カリステは昨季終盤の打撃を継続できれば、年間通しての起用もありか。守備重視なら龍空、進境著しい2年目・村松開人のスタメン入りも十分あり得る。

 そして、開幕投手は満を持して柳裕也を送り込む。昨季はわずか4勝に終わり、11個の黒星を喫したものの、防御率は2.44、QS率も70%超のハイアベレージ。キャリアで初の栄誉に預かる資格は十分だ。選手会長としてチームを引っ張る投球を期待したい。他には昨季の開幕投手小笠原慎之介、若き豪腕・髙橋宏斗も候補に挙がる。

 柳が好投して、中田が援護。最後は絶対的守護神のR・マルティネスが締める――。そんな開幕戦を妄想して本稿を締めたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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