2024年3月1日(金)~3月10日(日)あうるすぽっとにて、舞台『OVER SMILE 2024』が上演されることが決定した。

本公演は、「企画演劇集団ボクラ団義」主宰であり、舞台『炎炎ノ消防隊』シリーズ、ミュージカルコードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』、舞台『信長の野望・大志』シリーズなど、数多くの作品を手掛ける脚本家・演出家の久保田唱による、オリジナル作品。

「企画演劇集団ボクラ団義」は、2022年3月の暫定最終公演をもって活動を休止したが、2023年に主宰の久保田唱が株式会社ボクラ団社を立ち上げ、同年6月に同社初のプロデュース公演にて新作脚本・演出『ボクノロワイヤル~髪の毛同士の戦闘絵巻~』を上演。

そして今回、2024年3月に、これまでボクラ団義でも2011年、2013年に上演され、初演時には第23回池袋演劇祭豊島新聞社賞を受賞した『OVER SMILE』を2024年版として上演する。本作はボクラ団義での上演のみならず、他社プロデュースによる商業公演でも再演が繰り返されるほか、高校・大学・俳優専門学校での教材としても取り上げられるなど、各方面から注目されており、ボクラ団義作品においても再演を最も待望されてきた作品のひとつでもある。

出演者は、佐倉初、沖野晃司、高岡薫、木村優良など。

なお、本公演では聴覚に障害のある方へ向けたタブレット台本の貸出、ボディソニック(体感音響システム)を設置した公演、車椅子席などの鑑賞サポートも実施予定(数量限定、一部日時・対象者限定)。

【あらすじ】
老人が話し始めた物語は、彼の若い頃の話だという。 大学生の竹原弥生と福永恵太が暮らすその地で起きた話だというのに、見たことも聞いたこともない、どこの国ともわからぬ話……。
戦いが絶えないその地では、「赤」「青」「緑」三色の国々が日々争っていた。
その中の『狭間の谷』と呼ばれる診療所に、どこの色にも属そうとしない一人の少女がいた。
耳の聞こえないその少女は、戦いを嫌った。
戦いを嫌うその少女は、自身の持つ不思議な力で度々、「時を止めた」 少女は心の不安を見せないよう、いや、不安だからこそ、いつもオーバーなほどに笑顔だった……。
戦いの果てに待つものは。老人が物語を話す目的とは。 少女の顔から笑顔が消えた時、その地で起こる出来事とは。 手話を織り交ぜた会話と、三色の激しい戦いによって、物語が綴られる。

 

舞台『OVER SMILE 2024』