1月に入ったことでオープンした今冬の移籍市場だが、今回は一体誰が新天地を求めることになるのだろうか。1日、イギリスメディア『BBC』は今後数週間以内に移籍が起きる可能性のあるプレミアリーグの選手を10名紹介している。

■カルヴィン・フィリップスマンチェスター・シティ
関連:ニューカッスルユヴェントス
 先月13日に行われたチャンピオンズリーグのツルヴェナ・ズヴェズダ戦で、マンチェスター・シティでの初ゴールを挙げたK・フィリップスだが、以前より退団の可能性が報じられてきた。なかでもニューカッスルが獲得に強い関心を寄せているとされるが、ユヴェントスも移籍先の候補として挙げられている。

ジェイドン・サンチョマンチェスター・ユナイテッド
関連:ドルトムント
 クラブを率いるエリック・テン・ハフ監督との確執によりトップチームから追放中のサンチョ。古巣であるドルトムントが移籍先の有力候補ではあるものの、金銭面が大きな障害となっているようだ。チームメイトであったドニー・ファン・デ・ベークは、すでにフランクフルトへのレンタル加入が決定したが、サンチョも続くことになるのか。

アーロンラムズデール(アーセナル
関連:チェルシーニューカッスル
 イングランド代表のGKであるアーロンラムズデールは、9月にダビド・ラヤからアーセナルの正守護神の座を奪われると、以降はサブに定着。来夏に開催される欧州選手権(EURO)を控え、レギュラーとしてプレーできるクラブへの移籍を模索する可能性があると主張している。

コナーギャラガーチェルシー
関連:トッテナム
 今シーズンはチェルシーで初めてレギュラーに定着し、何度かゲームキャプテンも務めてきたギャラガーにも移籍の噂が浮上している。チェルシーは、過去1年半の間に多額の出費をしたため帳尻を合わせる必要があると言われており、同選手はその資金繰りのため犠牲になる可能性がある模様、約5000万ポンド(約90億円)で獲得可能と伝えられるギャラガーには、ロンドンのライバルであるトッテナムへの移籍が噂されている。

■イヴァン・トニー(ブレントフォード
関連:アーセナル
 12月28日に行われたウェストハム戦では無得点で敗れるなど、生み出したチャンスを誰かが仕留め切る必要性が浮き彫りになったアーセナル。長い間、同クラブにおける冬の移籍市場の“最優先事項”として名前が挙げられてきたトニーは、賭博規則に違反したとして8カ月のサッカー活動禁止処分を受けているが、1月17日に復帰する予定だ。

ジョアン・パリーニャ(フルアム)
関連:アーセナルバイエルンリヴァプール
 フルアムは9月にパリーニャと新契約を結ぶことで、同選手に興味を持つクラブを遠ざけようとしたが、「その決意は1月に試されることになる」と『BBC』は指摘。今夏に土壇場で交渉が破綻したとされるバイエルンや、かねてから関心が報じられるアーセナルリヴァプールなど、パリーニャは複数のビッグクラブから注目されている。

■トーマス・パルティ(アーセナル
関連:ユヴェントス
 負傷によりアーセナルでの出場機会が限られているパルティだが、指揮官を務めるミケル・アルテタ監督は、1月の補強資金獲得のために同選手を売却する必要があると考えているかもしれない。2カ月間に及ぶ負傷離脱から復帰したばかりのパルティは30歳となったが、ユヴェントスが獲得を画策中だと報じた。

トレヴォ・チャロバー(チェルシー
関連:クリスタル・パレスバイエルンローマ
 ギャラガーと同様に、チャロバーも帳尻を合わせるため1月にチェルシーを離れる可能性がある様子。プレシーズン中にハムストリングを痛め、復帰が近づいた10月にも再び負傷したため今シーズンはいまだ出場がないチャロバーの移籍先候補には、クリスタル・パレスバイエルンローマが挙げられている。

エミール・スミス・ロウ(アーセナル
関連:アストン・ヴィラ
 負傷から復帰したばかりのスミス・ロウだが、アルテタ監督はチーム強化のため同選手を放出するかもしれない。スミス・ロウに関しては、売却して現金化する可能性のほか、トレード要因となる可能性もあると伝え、アストン・ヴィラに所属するドウグラス・ルイス獲得のための選択肢になると主張した。

ラファエルヴァラン(マンチェスター・ユナイテッド
関連:レアル・マドリードバイエルン
 今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎えるヴァランには、ヨーロッパを代表する2つのクラブが獲得を狙っていると報じられてきた。フリーでの放出を避けたいマンチェスター・ユナイテッドは、現在多くの負傷者を抱えていることから、DF陣の頭数次第で売却を決意するかもしれないと伝えている。

今冬での移籍が噂される選手たち [写真]=Getty Images