神戸・大阪・京都・大津と、4府県の都市を結ぶ新快速や、名古屋と福井・金沢を結ぶ特急しらさぎ が停車する北陸線の“鉄道要衝”―――長浜。

滋賀県の母なる湖 琵琶湖の東、父なる山 伊吹山の西に位置する長浜は、羽柴秀吉豊臣秀吉)が初めて城持ち大名となって開いた城下町。

江戸時代には大通寺の門前町や北国街道の宿場としても栄えたここ長浜には、織田信長豊臣秀吉戦国時代から、ニッポンの鉄道が開業した明治期を体感できる場や、琵琶湖ぎりぎりを行くさざなみ街道、琵琶湖の絶景を独り占めできるリゾートホテル、そしていま流行りの近江牛ラーメンなどなど、エモい空間&時間がいっぱい。

そこで、秀吉の戦国時代から鉄道開業の明治期、そして絶景が連続する琵琶湖さざなみ街道のリアルをチェックしていこう↓↓↓

琵琶湖に面した豊公園、戦国時代からの長浜城 天守閣で絶景を

北陸線 長浜駅 西口からすぐ。琵琶湖に面した豊公園(ほうこうえん)へ。

豊公園にそびえる長浜城は、初めて城持ち大名として羽柴秀吉豊臣秀吉)が居城。

公園内には長浜城歴史博物館をはじめ、音楽が流れる洋風庭園や噴水、児童公園、テニスコートがあり、リゾート気分いっぱい。

長浜城歴史博物館を囲むように桜の木が植えられ、春にはソメイヨシノを中心に約600本の桜がいっせいに咲き誇り、絶景お花見スポットに。

また、長浜城 天守閣(展望台)から見る琵琶湖の眺めは、それはそれは絶景だから、スルーできない!

鉄道好きは明治期の鉄道要衝、長浜でニッポンの鉄道史に没入

ニッポンに鉄道が開業した明治期は、長浜駅は鉄道の要衝だった。

北陸線は長浜から先、敦賀・金ヶ崎(敦賀港)まで開業し、日本海からの旅客・貨物は、ここ長浜で列車が終点になり、そこから京都へ向かうには、長浜港と大津港を結ぶ鉄道連絡船 太湖丸(たいこまる)で琵琶湖を渡り、大津から京都へ列車で行くというルートだった。

長浜駅のホーム南端ちかくにあるここ旧長浜駅舎(長浜鉄道スクエア)は、現存する日本最古の駅舎で、1882(明治15年)、当時の新橋駅を模して造られた、洋風2階建ての建物。

長浜鉄道スクエアには、鉄道好きがワクワクする静態保存車両や、貴重な鉄道資料、鉄道模型運転コーナーが。

気になる静態保存車両は、D51形793号 蒸気機関車と、ED70形1号 交流電気機関車

ED70形1号 交流電気機関車は、日本で最初の営業用60ヘルツの交流電気機関車で、交流の電気機関車であることを示す赤色に塗られ、この1号機から19両がつくられた。

このED70-1は、1957(昭和32)年7月に三菱電機でつくられ、田村~敦賀の交流電化区間で、1975(昭和50)4月まで18年活躍した。

長浜を旅するなら、琵琶湖の湖岸絶景はマスト!

長浜駅で列車をおりたら、琵琶湖の湖岸絶景を拝まずに帰れるか!

長浜市の湖岸道路・さざなみ街道・豊公園からは、湖面に映える幻想的な夕陽が、もうガチで見事なエモ絶景。

長浜エリアは、びわ湖のなかでも対岸までの東西幅が広いため、視野が広がり雄大な景色が体感できるのもポイント。

さらに北の水鳥公園からは、夕陽を背にした特有の浮島や竹生島がまさに、絶景。

湖でたわむれる水鳥たちを茜色に染める夕景は、訪れた人の心も優しく包み込み、非日常のリラクゼーションに入り込める。

そして黒壁スクエアを街歩き、これも絶対ハズせない!

黒壁スクエアは、長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポット。

江戸時代から明治時代の和風建造物がいまも残り、情緒ある町並みとその古建築を活用したギャラリー、レストラン、カフェなどが、コンパクトにぎゅっと詰まったエリア。

また西日本最大のガラス芸術の展示エリアとしても知られ、年間約200万人の観光客が訪れる滋賀県随一の人気観光スポットというから、ここ黒壁スクエアはハズせないでしょ。

そして、近江牛ラーメンに近江焼肉ホルモン、長浜郷土料理琵琶湖ローカルグルメ、昭和洋食レストラン……とグルメも多彩。とても1日じゃまわれないから、長浜は美しい景色といっしょに3日は滞在したい街、だね。

伊吹山のふもとから流れてくる水路がこれまたすごい癒やされて……街にせせらぎ。これも長浜の景色。

手づくりの老舗和菓子店「元祖 堅ボーロ本舗(清水ボーロ)」もふらっと入りたいお店。

黒壁十八號館 96CAFE はテラス席で琵琶湖の風にあたりながら……がおすすめ。

長浜市曳山博物館の脇を流れる水路もいい雰囲気。大手橋からの景色。

長浜城外堀跡にある長濱浪漫ビールで昼から呑むクラフトビールは、まさに至福。

滋賀の地酒、琵琶湖ソウルフード 鮒ずし、いぶきそば、サラダパンびわこ珍味……どれもガチでうまい。買って正解。

ちなみに伊吹山百草湯 富貴美人と鮒寿し 魚治は、このあと実食・実体験レポート!

―――ということで、滋賀県 琵琶湖の湖北エリアも、鉄道といろいろなモビリティを組み合わせて、陸海空と多彩なステージに発見や衝撃がいっぱい。気になる最新情報は公式サイトをチェックして、旅してみて↓↓↓

◆長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト
https://kitabiwako.jp/

◆シガリズム 湖北エリア の魅力
https://shigarhythm.biwako-visitors.jp/kohoku/index.html

◆滋賀へ行く鉄道旅
https://tetsudo-ch.com/tag/shiga

琵琶湖に浮かぶパワースポット、竹生島。

近江今津駅前、ひょうたん亭の「周航そば」は、琵琶湖をイメージ。うなぎ天がのる!

琵琶湖湖西線側から眺める絶景地、びわこ箱館山のリゾート時間。

腸活にも注目を集める、滋賀 琵琶湖ソウルフード―――鮒ずし。

マキノのビーチはおだやか、夏はハワイにいる気分?