牛角

焼肉チェーン「牛角」初の福袋として注目を集めていた、レインズインターナショナルの「2024年牛角福袋」。

オリジナルグッズ+食事券5,000円というお得な内容だったが、食事券が送られてこないというトラブルが元日より相次ぎ、購入者に対しメールで「お詫び」を行った。

 

■届かない5,000円分の食事券

牛角

昨年11月15日から注文受付を開始した牛角初の福袋企画。販売価格5,500円に対し、(1)オリジナルトートバック&オリジナルTシャツ、(2)デジタル食事券5,000円という構成で、(1)については「1月1日~7日の間で順次発送」、(2)のデジタル食事券については「1月1日にご登録いただいたメールアドレスに送付」と購入者にはアナウンスしていた。

記者の手元には、元日ぴったりにグッズの入った段ボールが到着。しかしメールアドレスに来ると説明されていた食事券については1日が終わっても一切連絡がない状態だった。

 

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■SNS上であがるクレームの声

1日夜頃から、同様のトラブルを訴える購入者が急増し、「購入したが届いていない」「食事券メールこない…」「メールで来るはずのお食事券届いてねーぞ」などの声がX(旧・Twitter)に上がった。

中には「あさって使おうと牛角を予約しているのに…」と、利用予定が狂ったという声や、心配のあまり『牛角』公式Xに質問を投げたと報告するユーザーも散見された。

 

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■「送付日のご変更」

牛角公式は2日14時、購入者に対しメールを送付。

「【お詫び】【牛角・温野菜2024福袋】【デジタルお食事券の発送日について】」というタイトルが付けられ、「2024年1月1日(月)にご送付の旨ご連絡をしておりました【デジタルお食事券5,000円分】でございますが、誠に勝手ながら送付日のご変更させていただきます。大変申し訳ございません」(原文ママ)と説明した。

送付ができなかった理由については明らかにされていないが、「【デジタルお食事券5,000円分】につきましては、2024年1月4日(木)にご登録いただいたメールアドレスにご送付いたします。お客様へはご不便とご迷惑をお掛けい致しますが、何卒ご認識の程、よろしくお願いいたします」(原文ママ)と、今後の対応について説明した。

 

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■メール文章にも違和感

このメール、きっと慌てて作成されたことが想像できる。「謝罪メール」ではあってはならない文中の文字抜けや、「い致します」といったタイピングミスが確認できる。

福袋を購入した50代の主婦は、「パソコンに詳しくないから、自分のメーラーのせいでエラーになったのでは、とあれこれ設定を見直したり、元旦からバタバタでした。それに、あっちが勝手に日程変更したのに『ご変更させていただきます』と敬語で説明されていたり、謝罪文最後の『何卒ご認識の程』というのも違和感。購入者の心配をよそに、『日程変更したので、そう認識しておいて』と言われたようで何なん…」と不満を漏らしていた。

 

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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

【福袋2024】元旦からミスった牛角福袋 「5000円の食事券未送付」「誤字メール」に怒りの声