HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者とジュニアによる「Act One」が、1月1日に東京・帝国劇場で開幕。翌2日に開幕記念会見が実施され、キャスト陣が取材に応じた。

【写真】白とゴールドのジャケット姿でパフォーマンスした美 少年

■被災者へ支援メッセージ

第1幕を意味する「Act One」。本年からタイトルを改めた他、今回は若手グループ4組が中心となり、構成を自らで考え、演出し、内容を刷新した。舞台「Endless SHOCK」やミュージカルチャーリーとチョコレート工場」で主演を務めるなど、経験豊富な堂本光一(KinKi Kids)がスーパーバイザーを務めている。

公演が終わった直後、開幕記念会見が舞台上で始まった。全体を代表して、HiHi Jetsの高橋優斗が「昨日、1月1日に大きな地震がありました。かなり大きな被害が出てると思います。我々にできることは今のところ見つかっていません。そういう現状でもどかしい気持ちを抱えてます。僕たちはエンタメの力を通して、一人でも多くのお客さまに笑顔や明るい話題を届けられるよう精進していきたいと思っています。今とてもつらい思いをされている方もいらっしゃると思います。一丸となって頑張っていきましょう」と、1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災した人々へメッセージを送った。

続けて、今回の公演について「オムニバスという形をとっていて、新しい挑戦です。帝国劇場も改修に入るので、我々が立てる最後のステージになると思います。小さいころの思い出が詰まっている劇場なので、悔いなく千秋楽まで頑張ります」とコメントした。

■猪狩蒼弥「光一さんがいたから仕上がりました」

スーパーバイザーを務めた堂本について、HiHi Jetsの猪狩蒼弥は「光一さん自身がものすごく忙しい中で我々の演出に携わってくれるどころか、最終的にこういう形を整えていただくという立場に入っていただいて、光一さんがいらしゃったから、こうしてしっかりしたパフォーマンスにできたという思いがあります。光一さんからは『全員良かったよ。本当に良かったよ』という言葉をたくさん頂きました」と回顧。

続けて、「頂いた言葉で僕がうれしかったのは、帝国劇場に立つということに対してお客さんに届けるという思いがなくちゃいけない、自分たちの表現はとても大事だけど、一方的に表現を押し付けるだけでないけないという内容です。その連絡は僕宛に頂きましたが、僕から共有させてくださいと言って、キャスト全体に伝えました。光一さんのおかげでこういう形に仕上がったと言っても過言ではないです」と振り返った。

また、メンバー同士でお年玉を渡すかどうかという話題になり、少年忍者の川崎皇輝が「少年忍者から年少のメンバーに渡しました」と発表すると会場から拍手が起こる。HiHi Jetsからもお年玉をあげるべき、という流れになり、高橋は「少年忍者があげちゃったからね。俺たちはあげてないのにえらそうに喋っててズルいもんね。全員にあげましょうよ」と宣言し、登壇者たちから歓声が上がっていた。

◆取材・文=後藤響平

高橋優斗の高は正しくは「はしご高」。岩崎大昇、川崎皇輝の崎は正しくは「立つさき」

「Act ONE」開幕記念会見より/撮影=後藤響平