セルティックは2日、スコティッシュ・プレミアシップ第22節でセント・ミレンと対戦し3-0で勝利した。

直近に行われたレンジャーズとの“オールドファーム”に勝利した首位セルティックは、この試合でも決勝点を奪ったFW古橋亨梧アジアカップに臨む日本代表に選出されたFW前田大然をスタメンで起用、負傷明けのMF旗手怜央はベンチスタート。負傷中のDF岩田智輝は、DF小林友希と共にメンバー外となった。

年内最終戦で4試合ぶりの白星を飾った5位セント・ミレンに対し、セルティックは開始早々の56秒で先制する。中盤でパスカットしたカラム・マクレガーの縦パスを受けたオライリーがボックス右へスルーパス。これを斜めに走り込んだ前田が収めると、冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。

幸先良く先制したセルティックは、6分にもパルマの斜めのパスをボックス左で受けたベルナルドがターンで相手DFをかわしラストパス。これを受けたオライリーが相手GKの股下を抜くシュートでゴールネットを揺らした。

その後もボールを握って相手を押し込み続けるセルティックだが、アタッキングサードでの精度、アイデアを欠く場面が散見され、なかなか決定機まで持ち込めず。

このまま前半終了かと思われたが、リードするセルティックは45分にリチャード・テイラーの左クロスに飛び込んだオルサーニャの右足がパンチングを試みたGKハートの顔面に入ると、オンフィードレビューの末に主審はレッドカードを提示した。

迎えた後半、2点をリードするセルティックは55分にパルマを下げてヤン・ヒョンジュンを投入。すると60分、ショートコーナーの流れからバイタルエリアでボールを受けたベルナルドがループパスを供給。これをゴール前に上手く抜け出したグレッグ・テイラーがワンタッチシュートでゴールに流し込んだ。

リードを広げたセルティックは、63分に前田を下げてアバダを、68分には古橋とベルナルドを下げてオ・ヒョンギュと旗手をピッチに送り出す。すると77分、アリスター・ジョンストンの右クロスをニアに走り込んだオ・ヒョンギュがダイビングヘッドで合わせたが、これは相手GKの正面を突いた。

その後も攻勢を続けたセルティックが危なげない試合運びで3-0の快勝。新年初戦を白星で飾った。

セント・ミレン 0-3 セルティック
セルティック
前田大然(前1)
オライリー(前5)
テイラー(後15)