帝劇2024年新春公演『Act ONE』が2024年1月1日(月・祝)から東京・帝国劇場で上演中だ。'23年12月30日(土)にゲネプロ(総通し舞台稽古)、'24年1月2日(火)に開幕記念会見が行われた。

本公演は、現・帝国劇場を締めくくる記念ラインナップの第1弾。HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者が出演し、演出はALLキャスト、スーパーヴァイザーには堂本光一がクレジットされている。4グループが中心となって自分たちで構成を考え、演出を担い、今、ファンに伝えたい気持ちをパフォーマンスする公演となっている。

会見の冒頭、1月1日石川県能登地方で発生した大地震に対して「かなり大きな被害が出ていると思います。我々にできることは見つかっていないのが現場で、もどかしい気持ちを抱えていますが、僕たちも劇場でエンタメの力を通して、ひとりでも多くのお客様に明るい話題を届けられるよう精進したいと思っています。現在進行形で、今もとても辛い思いをされている方もたくさんいらっしゃると思います。我々もできることは一生懸命やりたいと思いますので、一丸となって頑張っていきましょう。被害に遭われている全ての皆様、お見舞い申し上げます」とコメントが発表された。

HiHi Jets

HiHi Jetsの髙橋優斗は「オムニバスという形で、新しい挑戦をしている舞台です。我々としては、帝国劇場の改修前に最後に立てるステージになるかなと思っています。我々の小さい頃の思い出などが詰まっている劇場ですから、最後悔いなく盛り上げられるように千秋楽まで頑張ります」と挨拶。

美 少年

美 少年の岩﨑大昇は「帝劇がラストイヤーということで、僕たちジュニアで立たせていただけることを嬉しく思ってます。オムニバスという新しい形で、それぞれのエンタメをぶつけあう。ぶつけあった上で、エンタメというのは正解がないことを改めて認識しつつ、それを子どもたちにも伝えていく。それは、僕たちのAct ONEの大事な箇所となっていて。皆さんの明日の力になれたらと思って頑張っているので、千秋楽まで走り続けつつ、皆さんに応援していただけたらと思います」。

7 MEN 侍

7 MEN 侍の中村嶺亜は「それぞれのグループが約20分ずつの持ち時間で、自分たちのすべてをぶつけあう作品になっています。それぞれのグループが抱えていることや思いがあって、ぶつけあうことで認め合ったり、次の世代に伝えていくことが僕たちが今できることなのかなと思っています。千秋楽まで誰ひとり欠けることないように、怪我や体調管理に気をつけて駆け抜けていきたいなと思っています。ご声援のほどよろしくお願いします」と話した。

少年忍者

少年忍者の川﨑皇輝は「今回このような形で全グループそれぞれが今出せる持ち味を全力でぶつけあう形をとらせていただきます。今回の1月の舞台を観ていただいて、ジュニアの未来、今の会社の未来を感じていただけるのではないかなと思っています。1月いっぱい応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」と語った。

ダンスと歌唱のみならず、ローラスケートやバンドなど各グループの持ち味を生かしたパフォーマンスが新曲を含めた約30曲ノンストップで続く本公演。大変な時期でも歩みを止めず、次の世代にもエンタメの力を伝えていきたい――。そんなメッセージが強く感じられた。上演時間は2時間予定(途中休憩なし)。公演は1月27日(土)まで。

取材・文・撮影:五月女菜穂

<公演情報>
帝国劇場2024年新春公演
『Act ONE』

出演:
■HiHi Jets
髙橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗

■美 少年
岩﨑大昇、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世

■7 MEN 侍
中村嶺亜、本髙克樹、菅田琳寧、佐々木大光、今野大輝、矢花黎

■少年忍者
田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生
黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実
青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝
山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽

林 一敬、手島麗央
竹村実悟、阿達慶、鍋田大成、尾崎龍星
石渡大和、山越源斗、関翔馬、林田芯
末永光、大澤龍太郎、髙橋曽良、岸蒼太、堀口由翔
渡辺惟良、岡橋亮汰、平田光寛、宮岡大愛
高橋礼、山岸想、新宮楓真、田代海瑠
真虎、三原健豊、染谷樹、アンダーソンフェニックス
髙橋輝汐、高橋奏琉、小山十輝、小久保向一朗、安達柊我

演出:ALLキャスト
スーパーヴァイザー:堂本光一

2024年1月1日(月・祝)~1月27日(土)
会場:東京・帝国劇場

公式サイト:
https://www.tohostage.com/newyear2024/

帝国劇場2024年新春公演『Act ONE』開幕記念会見より