吉岡秀隆が主演を務める連続ドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズの劇場版『Dr.コトー診療所』(2022年公開)が、本日1月3日21時からフジテレビ系にて本編ノーカットで地上波初放送される。

【写真】柴咲コウ&生田絵梨花、看護師役で共演 映画『Dr.コトー診療所』場面カット

 山田貴敏の同名漫画を原作とした『Dr.コトー診療所』は、2003年7月期に初放送され、続編『Dr.コトー診療所2006』とともに大ヒットを記録。東京から僻地の離島に赴任してきた主人公、外科医“Dr.コトー”こと五島健助を演じる吉岡、診療所を支える看護師であり、コトーの妻となった五島彩佳を演じる柴咲コウ、そして時任三郎、大塚寧々、大森南朋、朝加真由美、泉谷しげる、筧利夫、小林薫という名優たちが織りなす医療ヒューマンドラマ。映画では、一度は俳優を引退した富岡涼が本作のためだけに復帰、King & Princeの高橋海人、生田絵梨花が新たに参加している。

■あらすじ

 日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡)。以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがえのない存在であり、家族となった。

 数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月。もうすぐ、コトーは父親になる。コトーは、彩佳、和田(筧)、そして新米医師の織田判斗(高橋)、数年前から診療所に勤める島出身の看護師・西野那美(生田)と共に診療所を切り盛りしていた。

 しかし、2022年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいる。財政難にあえぐ近隣諸島との医療統合の話が持ち上がりコトーに島を出て拠点病院で働かないかとの提案が。そうなればコトーは長年暮らした島を出て行くことになる。それが島の未来のためになると理解しながらも、コトーは返事を出来ずにいた。

 そんな折、島に近づく台風。毎年多くの台風の通り道となっている志木那島だが、想像を超える被害がもたらされているという話が役場に入ってくる。次々と診療所に運び込まれる急患。限られた医療体制で対応を強いられる診療所は野戦病院と化す。そして再び、コトーたちは“家族”である島民たちの優しさと人の命の尊さに向き合い葛藤することになる。

 時として残酷な自然、時を経て宿った新たな命、失われゆくもの、立ちはだかる現実。島はすべてを包み込んで、人々は、そこに生きている。

 映画『Dr.コトー診療所』は、フジテレビ系にて本日1月3日21時より放送。

映画『Dr.コトー診療所』より (C)山田貴敏 (C)2022映画「Dr.コトー診療所」製作委員会