村上がメジャー挑戦となれば楽しみが広がる(C)Getty Images

 今オフ、メジャー挑戦を決意した日本人プレーヤーでは、山本由伸ドジャースと契約を結び、松井裕樹パドレス入りを決めた。さらに今永昇太上沢直之の去就も注目の的となっている。

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 4選手とも、シーズン中より入念なスカウティングが行われてきており、MLB球団関係者による戦力としての評価は高い。また他にも、将来のメジャー行きが有力視されているロッテ佐々木朗希の話題もしばしば、海の向こうを賑わせている。

 MLBにおいて、有望な日本人投手の来季以降での活躍が見込まれている中、NPBが誇る若きスラッガーへ向けられる期待の声も、海外メディアから発せられている。

 メキシコメディア『La Verdad Noticias』は現地時間12月30日(日本時間31日)、ヤクルト村上宗隆の特集記事を配信。村上の近い将来でのメジャー挑戦について論じており、同メディアによると今オフ、もっとも話題をさらった球団への移籍も予想しているようだ。

 トピックでは、村上がNPB史上最年少で三冠王を達成した実績や、2025年までヤクルトと契約を結んでいることなどを紹介。その上で、大谷翔平、山本が加わったドジャースが2シーズン後、獲得に動く可能性があると見通している。

 同メディアは、大物日本人加入が続いているドジャースについて、「球団の戦略的な動きにより、チームはもう1人の日本人タレント、強力なホームランバッターであるムネタカ・ムラカミとの契約に向かって進んでいるように見える」と指摘。さらに、「ムラカミは、ワールド・ベースボール・クラシック中にオオタニと一緒にプレーしており、日本代表チームでも強い印象を残した。ロサンゼルスのクラブでも、チームメートとしてプレーする可能性がある」と綴っている。

 また、村上の三振数の多さや、「ホットコーナーでの守備に疑問符がつく」などウィークポイントもあるとしながらも、「ドジャースは現在、三塁手としてマックス・マンシーを起用しているが、彼の契約は2025年シーズンで終了するため、ムラカミが彼の理想的な代役にもなるかもしれない」など、具体的な起用法にも言及した。

 トピックでは他にも、「日本のアーロン・ジャッジ」という異名も紹介しながら、長打力が大きな魅力であると強調している。海外メディアが予想する通り、今後、訪れるであろう村上のメジャー移籍の際には、ドジャースをはじめ多くの球団が獲得に動くことは十分に考えられるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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