バルセロナのブラジル代表FWヴィトール・ロッキが、4日のラス・パルマス戦で新天地デビューを飾る可能性が出てきた。

今年7月にバルセロナへの完全移籍が発表されたロッキは、アトレチコ・パラナエンセでのシーズン終了に伴い、先月27日にカタルーニャ入りを果たした。

以降、チームトレーニングに参加していた18歳FWは、4日にアウェイで行われるラ・リーガ第19節のラス・パルマス戦に向けた遠征メンバーに新背番号19と共に名を連ねた。

ただ、試合前日時点ではラ・リーガの選手登録が完了しておらず、現状ではラス・パルマス戦でプレーすることはできない。

それでも、前日会見に出席したチャビエルナンデス監督は、最終的に選手登録が間に合い、ロッキの新天地デビューが果たされることを願っている。

「登録プロセスだけが欠けている。彼はチームリストに入るだろう。我々は彼が起用できることを願っているが、それは数時間の問題だと思っている」

「彼は非常に若いが、準備ができているようだ。彼はフィジカル的に良いし、自分自身のケアをしてきた。また、プロ意識が高くとても熱心であるが、慎重に少しずつ進めていくつもりだ。それでも、彼はグループにうまく適応しているよ」

また、チャビ監督は18歳でヨーロッパ初上陸となる18歳に関して、ヴィッセル神戸でもプレーしたボージャン・クルキッチ氏が世話係を務めていることを明かした。昨年に現役を引退したラ・マシア出身者はフットボール部門のコーディネーターを務めており、ロッキの同胞FWハフィーニャと共にピッチ内外でチームへの適応を助けているという。

「(ロッキの適応は)とても簡単だった。そのためにボージャンがいるし、ハフィーニャは実質的に彼の付添人だし、アラウホもポルトガル語を話せる。彼ができるだけ早く適応し、我々が彼に何を求めているかを理解できるように、我々はすでに彼のためにビデオも作成した」