スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」（開発元：早稲田システム開発株式会社（東京都新宿区））のサービスが、令和６年１月４日に立川市歴史民俗資料館（東京都立川市）に導入されました。
■導入の背景
立川市歴史民俗資料館では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で令和2年度より来館者が減少。情報発信サービスの強化として、家庭でも楽しむことができるデジタルミュージアムの作成を検討していました。そんな折に、あまり費用をかけなくても効果的に情報発信サービスを強化できるツールとして、「ポケット学芸員」がぴったりフィットしました。
また、アプリを使って個々の展示物に詳細な解説をつけることで、限られたスペースでも多くの情報を提供することが可能となりました。以上から、スマートフォンのアプリを利用したサービスを導入することになったものです。
■ポケット学芸員選定理由
同館では、クラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を利用しており、その付属機能であるポケット学芸員は、新たな費用を発生させずにサービスを提供することができる点が高く評価されました。また、全国でも多くの導入事例があり、アプリの普及率も高いことによる信頼性の高さも決め手のひとつとなったそうです。加えて、館内は電波状況が良くないので、オフラインでも使えることはメリットに感じたとのこと。アプリがシンプルでわかりやすく、利用者にも扱いやすいと思われたことや、複数のミュージアムと共有しているため、同館のPRにもつながるという点も評価されました。
■配信コンテンツの特徴
立川市の指定文化財を中心に、館内の常設展示（立川の原始から現代）を順番に紹介しています。
■立川市歴史民俗資料館について
立川市歴史民俗資料館は立川の歴史・郷土文化の保存継承、地域社会への理解を深めることを目的に設置された社会教育施設です。「蔵」をイメージした建物は、昭和60年に開館して以来、地域の文化財を保護する拠点としての役割を担っています。庭園には土蔵や井戸を保存し、崖から湧き出た水を集めた池、雑木や草花が楽しめる散策路を整備しています。
館内の常設展示室中央には国宝・六面石幢のレプリカを設置し、これをとり囲むように、立川の歴史・民俗・自然に関する資料を展示しています。また、季節ごとに企画展の開催や、年中行事、体験学習なども行っています。
■ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。
アプリホームページ ： http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ ： https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
＜2023年12月1日時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム＞
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ポケット学芸員は、 GooglePlay／App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。
iOS： https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android： https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
（推奨OS ：android 5.0以上 iOS 10.0以上）
【導入施設】
立川市歴史民俗資料館
〒190-0013
東京都立川市富士見町3-12-34
電話番号 042-525-0860
https://www.city.tachikawa.lg.jp/shogaigakushu/shisetsu/bunkazai/003.html
配信元企業：早稲田システム開発株式会社
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