リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、日本代表MF遠藤航について言及した。3日、地元紙『リヴァプールエコー』が伝えている。

 昨夏の移籍市場で中盤の補強に動いていたリヴァプールは、狙っていた選手をなかなか獲得することができず、最終的にシュトゥットガルトから遠藤を獲得した。加入当初は期待されたパフォーマンスを示すことができなかったものの、徐々に出場機会を増やし、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの離脱もあり、定位置を獲得。1月1日に行われたプレミアリーグ第20節ニューカッスル戦では公式戦8試合連続でスタメン出場を果たすなど、ここまで公式戦24試合出場で2ゴール1アシストを記録している。

 それでも、今月12日にカタールで開幕する『AFCアジアカップ2023』に臨む日本代表メンバーに招集されたことから、遠藤はリヴァプールを離れることとなっている。最大で2月10日に予定されているアジアカップ決勝まで同選手を欠くことに、リヴァプールの主将を務めるファン・ダイクが痛手であることを認めた。

「僕たちはグループとして全面的に彼を受け入れている。彼が最高レベルでプレーできる能力があることを僕たちは知っているし、彼はここ数週間でそれを示してきた。次の一歩を踏み出したと思うし、それは自信を持っているからだ。彼も人間であり、自信が助けになるんだ」

「彼は非常に堅実な6番であり、現代サッカーではすべてのトップチームに非常に重要な6番がいると思う。それはピッチ上で最も過小評価されている役割であり、そこでは守りもしながら、前線への繋ぎもしなければならない」

「彼はよくやっていたし、特にここ数週間はステップアップしていたので、僕たちは彼を寂しく思うだろう。彼がいつ戻ってくるのかを見ていこう。これが状況であり、僕たちはそれを変えることはできない」

ファン・ダイクが遠藤について言及 [写真]=Getty Images