秋広はレギュラー定着なるか、注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2024シーズン、V奪回に臨む巨人でさらなる飛躍が期待されるヤングジャイアンツの一人が秋広優人だ。

 プロ3年目となった昨年は開幕2軍スタートながら、4月中旬に1軍昇格を果たすとそこからは打撃で存在感を示し、結果として121試合に出場、打率・273、10本塁打、41打点、一時はクリーンアップを任されるなど目覚ましい進化を示した。

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 その秋広は、自主トレを前に丸刈り姿を披露した。中日に移籍した師匠格の中田翔内野手1月4日に自身のインスタグラムを更新。その中で中田は「明けましておめでとうございます」と新年の挨拶とともに「秋と共に気合入れちゃいました! 今年も応援宜しくお願いします!」とつづり、2人そろって坊主にしたことを明かしている。

 この気合の投稿にファンからは早速「気合のレベルが違います!」「2人でタイトル争いしてください!」など、ともに在籍する球団での活躍を願う声が出ている。

 また勝負の4年目シーズンに臨む秋広はまず、激しい外野手争いに勝つことが必要となりそうだ。阿部慎之助監督は外野手レギュラーに関して「白紙」を打ちだし、競争原理が働くことでチームの底上げを目指している。昨年守備面では、首脳陣から注文をつけられたこともある秋広にとっては守備力アップもレギュラー獲得に大事な項目となる。

 また持ち味の打撃では、左腕対策も必須となりそうだ。対右投手の打率が・306に対し、左投手の打率が・210と差が開いた。中でも優勝した阪神は先発、中継ぎ、抑えともに左腕が充実しているとあって、この壁は乗り越えたいところである。

 身長2メートル、恵まれた体格から繰り出されるアーチは天性の才能を感じさせる。秋広が打てばチームが勢いづくことは間違いない。V奪回の使者となれるか、今季も大暴れを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

師匠、中田翔とともに気合の丸刈りを披露 勝負の4年目シーズンに臨む秋広優人の「攻守の課題」とは