ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のジェームズ・ワン監督、『ワイルド・スピードファイヤーブースト』(23)のジェイソン・モモア主演という、 「ワイスピ」最強コンビが放つ海中アクションエンタテインメント『アクアマン/失われた王国』(1月12日公開)。5億もの海の生物を操る能力の持ち主、アクアマンを主人公にした大ヒットアクション映画『アクアマン』(18)の続編である本作では、海底アトランティスの王となったアクアマン(ジェイソン・モモア)が、海と家族、そして地上の世界を守るために仲間と共に立ち上がる。いち早く本作を鑑賞した、「ワイスピ」シリーズが大好きなゆきぽよは、早くも「『ワイスピ』みたいにシリーズ化してほしい。続きが観たい!」と大興奮。

【写真を見る】「ギャルウケは間違いない!」ジェイソン・モモアに魅了されたゆきぽよを撮りおろし

本作では古代兵器“ブラック・トライデント”が、海底世界にかつて存在したといわれる、失われた伝説の“7つ目の王国”の封印を解き放つ魔力を持っていることが明かされる。しかし、その古代兵器は人々へ乗り移る恐るべき力を秘め、邪悪な力を次々と解き放つのだった…。かつてない脅威に立ち向かうためアクアマンが協力を仰ぐのは、アクアマンと同等の能力を持ちながらも人類を滅ぼそうとした罪で幽閉された、アトランティスの前王であり実の弟でもあるオーム(パトリックウィルソン)。海を飛び出し陸をも巻き込んだ壮大なスケールで描かれるアクション大作で、宿敵で相反する性格のアクアマンとオームの兄弟愛、そしてアクアマンを取り巻く家族愛も描かれる胸アツな作品に仕上がっている。

■「ジェイソン・モモアを見て、『ワイスピ』のバイクの人だ!ってテンション上がりました(笑)」

まず注目したのはアクアマン役、ジェイソン・モモアによるバイクシーン。「『ワイスピ』のバイクの人だ!って思って、テンション上がりました(笑)。『ワイスピ』でもめちゃくちゃかっこよく乗りこなしてたし、普段からバイクに乗っているらしいのですが、それが伝わってくるかっこよさがハンパなかったです。体もムッキムキですごかったし、アクアマンの衣装も本当に鱗なんだなって(笑)。最初はびっくりしたけれど、かっこいいデザインでした」と「ワイスピ」とリンクさせながらゆきぽよ流で映画を語る。

「冒頭で簡単な前作のあらすじを教えてくれるからすんなり入ってきて。兄弟の関係性とかすぐに理解できました。いい意味でラフな説明が作品のテイストにも合っていてちょうどいい。あの説明で、コメディありのアクション映画だとわかって『おもしろそう!』とも思ったし(笑)」と、前作未鑑賞のゆきぽよも冒頭から「アクアマン」の世界観にすんなり没入できたと明かした。また、コメディも本作の大きなおすすめポイントだと話すゆきぽよは「兄弟の掛け合いとか最⾼でした。『ワイスピ』はちょっと口の悪いセリフは聞き取れないけれど、『アクアマン』は英語で聞いても『なるほど』ってわかるような単語でギャグをぶち込んでくるところが最⾼でした!」と初「アクアマン」の世界観を存分に堪能したようだ。

■「トポは結構雑に扱われているけれど、ちゃんと役に立つから結構好き」

気になったキャラクターはタコ型のトポ。「アクアマンたちからは雑に扱われているけれど、ちゃんと役に立つから結構好き。海や砂漠のなかでもトポは周りの環境をコピーして自分の姿を変えるので、トポの下に入って私をコピーしてもらいたいな。なにか特別なことをしたいわけじゃなく、コピーされた自分を見てみたいだけ!」とすっかり「アクアマン」の世界観が気に入ったようだ。馬のように海中を駆けるシードラゴンのストームも「めっちゃ飛ばしてくれるから、乗りたい!と思いました。見た目はそのままタツノオトシゴだけどユニコーンのようにも見えました」と次々と人気キャラクターの魅力を挙げた。

アクアマンが率いるのは5億の海の仲間たち。お気に入りの海の生き物を聞くと「シャチ一択!」と即答。「海の生き物で一番好き。数日前もシャチに追いかけられる夢を見たくらい大好き。映画でも一番かっこいい勝ち方をしてると思いました。目だけで相手を殺す、めっちゃかっこよくないですか?さすが海のギャングだなって惚れ惚れしました」とイチオシの海の生き物を明かした。以前はダイビングもしていたくらい海が大好きなゆきぽよ。「アクアマンのように海の生物と会話ができるなら、絶対シャチとしゃべりたい!仲間と協力して獲物をゲットしてみたいです」と理想のシチュエーションを身振り手振りで再現してくれた。

■「いつか子どもを産んだ時には、メラくらい強い心で子どもを守れるような女性になりたい」

そして、「アメリカンなメッセージを感じました」と切り出したゆきぽよ。「生物を守らなきゃいけないから攻撃しないという行動にはメッセージ性を感じました。攻撃するチャンスなのにあえてそれをしないのは、生物を守るという考えがあるから。すごくいまっぽいと思いました」とコメント。さらに映画からは家族は大事、絆を断ち切ることはできないというメッセージも受け取ったそう。「いがみ合っている兄弟(アクアマンとオーム)に向かってお母さん(ニコールキッドマン演じるアトランナ王女)が『2人で守り合って行きなさい!』って送り出した時は、これは絶対裏切る展開じゃんって思ったし、だけどそれを乗り越えてってなるんでしょ?とも思って。わかりやすい展開だったけれど、見事に感動しました(笑)。お兄ちゃん冷たくない?って感じるところもいくつかあったけれど、そうやって冷たくすると、また(弟に)裏切られるよって次の展開を勝手に期待しながら映画を楽しみました」とにっこり。

ゆきぽよの家族はとても仲が良いので「いがみあう理由はわからなかったです。それに私は王女でもなんでもないので」と笑い飛ばしつつ、「お母さん(アンバー・ハード演じるメラ)の強さに超感動しました。(アクアマンとの間に生まれた)子どものためならメデューサみたいになる。その瞬間は絶対お母さんのほうがお父さんより強かったと思います。いつか子どもを産んだ時には、あのお母さんくらい強い心で子どもを守れるような女性になりたいです」と力を込めた。

■「誰かに勧める時は『海の“ワイスピ”だから!』って誘います」

陸、海、空のオールラウンドで繰り広げられるアクションが満載で、アトラクション感覚で楽しめる本作。誰かに勧める時は「『海の“ワイスピ”だから!』って誘います。海が好きなギャルって結構多いし、アクション映画はあまり観ない子でも『ワイスピ』だけは観ているってくらい人気です。私の周りは全員観てるので」と断言。「『ワイスピ』が好きな子は『アクアマン』も気に入るはず。老若男女、映画初心者も、映画が趣味という人も一緒に楽しく観られる楽しさと気軽さがあって大好きになりました」とのこと。アクションのすごさはもちろん、映像の美しさにも惹かれたという。「海のなかのアクションってたまに、『そこ海じゃないでしょ』って思うような描写とか瞬間があったりするけれど、『アクアマン』の水の中の表現ってすごくリアルだと思いました。髪のなびき方、海の中のお花もすごくキレイ。アクションばかり続くと正直、飽きちゃうけれどキレイな映像もあるし、メッセージも伝わってくるし、キャラクターの関係性とかも描かれているから、どの方向から入っても楽しめる映画だと思います。海のなかでは動きはゆっくりになるのに迫力はそのまんま。本当におもしろかったです」と隅々まで楽しんだようだ。

■「『アクアマン/失われた王国』はプリンセス映画のようなテイストを感じました」

「ギャルウケは間違いない」と断言できる理由は「マーメイド感かな。アクションだとどうしても男の子っぽい映画が多いけれど、プリンセス映画のようなテイストを感じました。『ワイスピ』が好きな子はもちろんだけど、女の子は『ワイスピ』よりも観やすいかもしれません。世界観にマーメイド感があって好きでした。アクアマンが着ているからゴツい感じに見えるけれど、あのデザインの衣装を女の子が着たら、とてもかわいいと思います」と目を輝かせる。

IMAXほかラージフォーマットでの上映も決定している本作。「4DXで観たらすごいだろうなって想像しました。公開したら必ずもう1回、4DXで観ます。座席も動いて水も飛んできて、匂いも堪能できる。ずっとアトラクションに乗っているような感覚になれると思います」とお気に入りのフォーマットが「4DX」だと明かす。「体験型が好きなので、基本、4DX上映があったら、4DXで観ます。また『ワイスピ』の話になるけれど…(笑)、『ワイスピ』の4DXはマジで最高。本当にシートベルトがほしくなっちゃうくらい動いて、椅子から落ちそうになるんです。あれが大好き。『ワイスピ』では熱風が出てたけれど、『アクアマン』はいっぱい水が飛んできそうだと思うと、いまから待ち遠しいです。一緒に映画を観に行く友達は4DX好きが多くてノリノリで観る感じ。映画が終わったあとは正直、疲れたってなるけれど、その疲れも込みで4DXが大好きです!」と早くも『アクアマン/失われた王国』のリピート鑑賞の楽しみ方を教えてくれた。

取材・文/タナカシノブ

「ワイスピ」大ファンのゆきぽよが『アクアマン/失われた王国』の魅力を語る/撮影/杉映貴子