アニメーター、イラストレーターとして知られるいのまたむつみ氏が、自身の公式X（旧Twitter）アカウントを開設した。

いのまたむつみ氏は、『小説 ドラゴンクエスト』のイラストや『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザイン、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のキャラクター原案、『ブレンパワード』のキャラクターデザインなどで知られる人物だ。

細身の繊細なタッチの画風が特徴で、キャリア初期は『さすがの猿飛』や、『プラレス3四郎』などのアニメーターとしても活動し、『シティーハンター』、『幻夢戦記レダ』、『ウインダリア』のキャラクターデザイン・作画監督などを担当した。

小説の挿絵も担当しており、小説版『ドラゴンクエスト』をはじめ、『宇宙皇子』や、『風の大陸』などのファンタジー溢れる作画も魅力の一つだ。

『テイルズ オブ』シリーズや『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などで知られるいのまたむつみ氏の公式Xアカウントが開設_001
（画像は【e-STORE専売】ドラゴンクエスト30thアニバーサリー　小説ドラゴンクエストI・II・III　復刻BOX | スクウェア・エニックス e-STOREより）

また、いのまたむつみ氏は、ゲーム関連の仕事も多数手がけており、一番有名なのは『テイルズ オブ デスティニー』などのキャラクターデザイン＆イラストだろうか。とくに『テイルズ オブ デスティニー』に登場する美少年「リオン・マグナス」は、テイルズオブシリーズの中でも、群を抜いて高い人気を誇るキャラクターとして知られる。その人気たるやテイルズ公式のキャラクター人気投票にて殿堂入りを果たすほど。

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（画像はテイルズ オブ デスティニー | バンダイナムコゲームス公式サイトより）

加えて、これはちょっとした小話になるが、過去には、故マイケル・ジャクソンからも「来日した際に会いたい」とオファーを受け、雑誌（月刊ニュータイプ1988年1月号）で対談企画が行われたこともあるなど、いのまたむつみ氏は、まさに80〜90年代を代表するレジェンドの一人と言えるだろう。

『テイルズ オブ』シリーズや『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などで知られるいのまたむつみ氏の公式Xアカウントが開設_003
月刊ニュータイプ1988年1月号　22～23P『マイケル・ジャクソンvsいのまたむつみ』特集より（※筆者私物の雑誌から撮影）

このたびのアカウント開設は、いのまたむつみ氏が出展され展示などの情報を告知する「いのまたむつみ展」公式Xアカウントによる投稿により、本人だと判明。
『ストリートファイター2』や『∀ガンダム』などで有名なイラストレーター・あきまん氏も引用リポストにて歓喜のコメントをするなど、界隈で反響が広がっている。

なお、アカウントの今後に関しては、ご本人曰く「作品や展示会の御案内などぽちぽちやってきます。」とのこと。いのまたむつみ氏のファンの方はチェックしておくとよいだろう。

ライター／黒伊

いのまたむつみ氏のXアカウント（@inomatanekomata）はこちら「いのまたむつみ展」公式Xアカウント（@inomatamutsumi）はこちら