サンドラ・ブロック(59歳)が、亡き恋人ブライアンランドールの遺灰を本人の遺志に従って散骨した。

サンドラは、昨年8月に筋萎縮性側索硬化症ALS)のため57歳で亡くなったブライアンの遺灰を、ワイオミング州ジャクソンホールのスネーク・リバーで散骨した。58歳の誕生日に当たる12月30日に、サンドラは、長年のパートナーであったブライアンの最後の願いを実行したかたちだ。

サンドラの妹でパティシエのジェシン・ブロック=プラド(53歳)は、ブライアンの最期の1か月を、サンドラは素晴らしく献身的に世話をしていたと語っており、インスタグラムに「ブライアン、誕生日おめでとう。約束通り、サンディがあなたを川に連れてきてくれたわ」とキャプションを添えた別れの動画を公開。そこには雪に覆われた木々や、朝日に照らされた水辺の葉が映っていた。

サンドラはブライアンの死についてまだ公には語っていないが、ある関係者はメディアに対し、ブライアンは「(彼女の)人生の最愛の人」だったと明かしている。

また同関係者は「サンドラとブライアンの家族が逝去の声明を出したとき、マサチューセッツ州総合病院のヒーリー・センターを筆頭に、2人と共にこの病気との闘いに携わった人々の貢献が世に認識されたことは、サンドラにとってとても意味を持つものでした」と続けており、ブライアンを偲んで寄せられた支援や寄付に対して、「とても感謝している」というサンドラが、「悲痛な出来事から、他の人々にとって前向きなことが生まれたことを嬉しく思っている」と語っていた。

ブライアンの逝去に際し、遺族はピープルを通してこう声明を発表していた。

「大いなる悲しみの中、8月5日ALSの3年間の闘病生活の末、ブライアンランドールが安らかに息を引き取ったことをお伝えします。ブライアンは早い時期から、彼のALSの旅路をプライベートに留めておくことを選択し、彼を気遣った私達も、その要求に出来るだけ応えるるようにしてきました」
「私達は休むことなくこの病気の治療にあたってくれた医師の方々、また私達のルームメイトとなってくれ、しばしば自らの家族を犠牲にして私達と一緒にいてくれた素晴らしい看護師の方々に非常に感謝しています」