アル・アハリ・サウジに所属するブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、プレミアリーグに復帰するかもしれない。4日、イギリスメディア『talkSPORT』などが伝えている。

 昨年の夏にリヴァプールを退団し、新たにアル・アハリ・サウジへと加入したフィルミーノ。新天地では背番号「10」を背負い、移籍後の初戦でいきなりハットトリックを記録するなど、順調なスタートを切った同選手だったが、以降はゴールを挙げられていない。ここまでリーグ戦17試合出場3ゴール2アシストに留まっており、11月に入ってからは途中出場が続いている。

 そんななか同メディアは、フィルミーノプレミアリーグ復帰の可能性が浮上したと報道。フルアムが、夏に同クラブを退団したセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチに代わる経験豊富なストライカーを探していると伝え、フィルミーノ獲得に向けてオファーを提示したと主張した。

 また、フィルミーノ自身もアル・アハリ・サウジ退団を望んでいるようだ。サウジアラビアで出場機会を失い始めていることに加え、11月中旬には父親が家族旅行中に心臓発作で亡くなっていることから、ピッチ外でも喪失感に苛まれている模様。さらに、シェフィールド・ユナイテッドもポール・ヘッキングボトム前監督の解任前にはフィルミーノに関心を寄せていたと説明している。

 リヴァプールでは362試合に出場し、111得点を記録したフィルミーノだが、半年ぶりのプレミアリーグ復帰は実現するのだろうか。

フルアムからの関心が伝えられたフィルミーノ [写真]=Getty Images