トッテナムが、ジェノアルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシン(21)の獲得に向けて条件面を改善した新たなオファーを掲示する見込みだ。

今冬のセンターバック補強を最優先事項とするトッテナムは、ここ最近に入ってドラグシンをトップターゲットに定めた。

すでに個人間で5年契約で合意に至っているなか、クラブ間では3000万ユーロ(約46億7000万円)を要求するジェノアに対して、2500万ユーロ(約39億円)のファーストオファーを掲示。タフなネゴシエーターとして知られるダニエル・レヴィ会長は、より安価な金額で獲得すべく駆け引きを繰り返していたが、ここに来て状況に変化が生まれた。

同じく今冬のセンターバック補強を目指すナポリが、1300万ユーロ(約20億6000万円)+U-21イタリア代表DFアレッサンドロ・ザノーリの譲渡。あるいは2000万ユーロ(約31億7000万円)+ノルウェー代表DFレオ・エスティゴーアの譲渡と言われるオファーを掲示し、ドラグシン獲得を画策しているとの報道が出ている。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、そういった事情を受けてトッテナムジェノア側の要求に歩み寄る形の新オファーを掲示する構えで、交渉は今週末で続くとのことだ。