1月10日(水)より放送スタートする、入来茉里、白石隼也がW主演を務めるDRAMA ADDICT「蜜と毒」(毎週水曜夜0:00-0:30ほか、BSテレ東ほか)。同作の記者会見が1月5日に都内にて行われ、入来、白石のほか、共演の柾木玲弥、大谷凜香、主題歌を担当するyukaDD、原作者の柏屋コッコが出席した。

【写真】メインキャストに加え、原作の柏屋コッコも登場

■不倫相手から追い詰められるノンストップクライシスサスペンスドラマ

同作は、柏屋コッコによる電子コミック「蜜と毒〜逆恨みの復讐」(forcs刊)を原作にドラマ化。一時の感情に流されそれぞれ不倫関係を持ってしまった夫婦が、互いの不倫相手によって追い詰められていく、ノンストップクライシスサスペンスドラマとなっている。

今作が連続ドラマ初主演となる入来は、「役を演じる上で特に意識したところは今回本当になくて、いつも通り役に一生懸命向き合おうと思っていたんですけれども。白石くんから、こういう地味でちょっと不幸な役、似合うよね、と太鼓判をもらっていたので(笑)。あまりそこに対する不安はなかったかなと思います」とコメント。「でもやっぱり、自分の役者人生において、連続ドラマの初主演というのはこれからも残っていくものなので、思い入れはある中でクランクインしました」と明かした。

白石は、原作を読み「これほど恐ろしい話の連続な作品ってなかなかないんじゃないかなって思ったんですけど…」と本音を告白。「僕はそこまで男女関係で今までもつれたことないんですけど、ニュースとか見ると、本当に恐ろしい事件っていうのは起きていますし、ある種このストーリーっていうのは、実はとてもリアルで、現実的な話なのかなと思って。とっても身近な作品にしたいなと思って、頑張って演じました」と作品への思いを話した。

■古くからの知り合いという入来&白石「役者として頼もしいパートナー」

古くからの知り合いだという入来と白石。夫婦役ということでやりやすかった点、やりにくかった点があったかと問われると「どっちもありましたね。今回で共演が3回目なんですけれども、撮影の待ち時間などカメラが回っている時間以外でもコミュニケーションを取って、作品についてより良くしていくために二人でいろんな話ができました。今までの友情や信頼関係の上で、そういう話ができたかなと。そこはすごく良かったかなと思います」と話した入来。

一方、白石は「やっぱり結婚13年目という役どころだったので、初対面の人とその関係性を一瞬で築くっていうのはなかなか難しいところはあるので、こうやって昔から知っている人だとやりやすいっていうのはありました」と同意しつつ、「ただ、やっぱり絡みのシーンがあったので、そこはどうしても…気恥ずかしかったですね」と照れ笑い。

入来も「ラブシーンはね…素がちょっと…」と言い、白石が重ねて「笑わないとやっていけないような恥ずかしさはどうしてもありましたね(笑)」と明かしていた。

また、今回共演したことで「僕らの実年齢よりもちょっと上の役の設定だったので、そういう部分の説得力みたいなものを、二人で出していくにはっていうので、本当にたくさん話し合えて。とても、役者として頼もしいパートナーだと思っていました」と話した白石。

これを聞いて入来は「うれしい」とにっこり。「白石くんは結構言葉がしっかりしているというか、自分の意見をしっかり持った方。対して亮平は、ちゃんと考えているのかいないのかちょっと分からないようなキャラクターなので、最初に台本を読んだときはあんまり、本人とは結構違うキャラクターだなと。そこをどういう風に演じるんだろうな…」と思ったことを告白。

「でもクランクインして、最初に二人で何気ない朝を迎えるシーンから撮ったんですけど、本当にナチュラルに…というか、こういう役もできるんだなって。上からじゃないよ? 今まで見てきた中では、私は好きでした」と印象を語った。

■白石からの飲み物の差し入れ話に入来「私にそんなのあったっけ?」

ノンストップクライシスサスペンスドラマということで、シリアスなシーンが多い今作。撮影裏での印象的なエピソードを問われると、白石は「征木くんは大体寝ていましたね」と回答。入来も「何時間でも寝れるよね?」と同意すると、征木は「(撮影時間が)空くときがあって、寝るしかないかなという感じでした。(今回の撮影場所が)家とかホテルとかじゃないですか。すごく寝やすい環境が整っていて、寝させてもらったって感じです」と話した。

さらに、白石が「大谷さんは毎日コーヒーを飲んでいました」と大谷についても明かすと、「そうですね。アイスのカフェラテを毎朝どんな寒い日でも、どんな朝早い日でも飲んでいました」とコメント。

白石が「このドラマはめちゃくちゃ朝が早くて、5時入りとかあるんですけど、その5時入りでも大谷さんはアイスコーヒーを片手に、おはようございますって入ってくるんですよ」と詳しく話すと、大谷は「眠さをかき消すためのカフェインなので。アイスでもキーンとした(冷えた)ものを入れたくて…」とアイスコーヒーを選ぶ理由を説明。

続けて「とはいえ、撮影中寒い時は白石さんが温かい飲み物を差し入れしてくださったりとかして、助かりました」と言うと、入来はすかさず「え、私にそんなのあったっけ?」とツッコミ。大谷が「ごめんなさい、秘密でしたかね」と焦ると、「そう、秘密にしてよ!」と白石がお願いし、会場の笑いを誘っていた。

■原作者の柏屋も「ただただ楽しみ」と期待

また、原作者の柏屋は、ドラマ化の話を聞き「とにかくうれしかった」と笑顔。

キャストについては「原作のキャラクターがみんなちょっとヤバい人たちなので、こんなすてきな方々に演じていただけるなんてうれしいです。ありがとうございます」と、感謝の気持ちに加え「もうイメージを超えて皆さま方が素晴らしいので、どういう風に演じてくださるのかを楽しみに、ただただ楽しみにしています」と期待を伝えていた。

最後に白石が「この撮影を通して、不倫とか浮気はよくないなと心から思いました。生活している中で、他の異性に目がいってしまうという方に、恋多き男女にぜひ見てほしいと思います」と、入来が「一生懸命作った作品ですので、より多くの方に見ていただきたいんですけれども、今日来ていただいた記者の皆さまには、ちょっといつもよりも多めに『面白そう!』とか、『この冬イチオシ!』だとか書いていただけるとうれしいかなと思います。ぜひドラマを楽しんでぜひ見ていただければ」とアピールし、会見を締めくくった。

DRAMA ADDICT「蜜と毒」記者会見に入来茉里、白石隼也らが出席/(C)「蜜と毒」製作委員会2024