日本を襲った大災害に対して、大谷が取った行動は文字通り規格外だった。(C)Getty Images

 迅速な行動が世界的な反響を呼んでいる。1月5日ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平が自身の公式インスタグラムを更新。元旦の日本列島を襲った巨大地震令和6年能登半島地震」の災害支援のために、球団と共同して100万ドル(約1億4500万円)の寄付金を贈ると発表した。

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 個人としては異例とも言える巨額の寄付に大谷の想いは表れる。自身も花巻東高の1年生だった2011年3月11日には東日本大震災も経験していた29歳は、「今後も私たちが団結していき被災された方々を支援していきたいと願っています。行方不明者の早期発見と被災地域の復興を心より願っています」とインスタグラムにメッセージを記している。

 球界の顔とも言える二刀流スターの振る舞いは、各国メディアでも大きな話題となった。米大手局『NBC』は「彼は母国との絆を深めている。ショウヘイ・オオタニは日本で起きた地震被害の支援のために100万ドルの寄付を約束した」と、未曾有の被害を受けた母国の人々をサポートする姿勢に感嘆した。

 また、韓国紙『朝鮮日報』も今回の積極的な行動に脱帽する。

 同メディアは、5日時点で石川県内において94人の死亡、行方不明者が222人に及んでいる今回の震災での壊滅的なダメージを報道。そのうえで「大谷とドジャースは復旧のために尽力している」と伝え、「メジャーリーグはもちろん、日本でも野球という枠を超越したスターとして熱い人気を博している大谷は、母国で起きた自然災害の被災地復興のために球団とともに立ち上がった」と称賛している。

 昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)というプロスポーツ史上最高額の大型契約を交わした大谷。文字通り日本から世界的なアスリートとなったわけだが、まったく驕ることはない。これまでも日本全国の約2万の小学校に3つずつ、合計6万個のジュニア用グラブを寄贈すると発表するなど、様々な社会貢献活動を行ってきた。

 そうしたなかで、新年早々に起きた未曾有の大災害にも、いち早く動いた。彼の見せる行動力には、ただただ驚かされるばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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