新成人の恋愛や結婚観はどうなのだろう? オーネット(東京)は、2024年に成人式を迎える新成人を対象に今年で29回目を迎える「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施した。調査期間は11月27日~30日。

 なお、成人年齢が2022年4月1日から20歳から18歳に引き下げられたことに伴い、調査対象を2003年4月2日~2004年4月1日に生まれた成人式を迎える男女(19歳~20歳)、2005年4月2日~2006年4月1日に生まれた男女(17歳~18歳)の2つとし、それぞれ618人(男女各309人)に聞いた。

 20歳の新成人に「これまでに交際した経験があるか?」を聞くと、「交際経験あり」は全体で61.7%。「現在交際している異性あり」は全体で29.4%と、昨年から5.1ポイント減少した。知り合ったきっかけは、「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」、「幼稚園~高校時代の知り合い」、「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」という上位3位が昨年と同じだった。「今後異性との交際を積極的にするか?」との問いには、積極的にしたいは43.4%と昨年から4.0ポイント減少するなど、前年に比べて草食化が進んでいるようだ。

【写真1】

 一方、結婚に関しては、将来結婚したいと思っているのは昨年と大きな変動はなく78.0%が「したい」と回答。結婚を希望する年齢は、例年通り「25歳」が男女ともに最も割合が高い結果となっている。子どもが欲しいかどうかについて「はい」と回答した人は全体で58.9%と、昨年から5.2ポイント減少、2017年以降初めて60%を下回り、少子化にさらに拍車がかかりそうな様子も。【写真2】

 18歳と20歳との差異が大きかった質問項目についてみると、「恋愛のチャンスは恋人探しアプリよりもInstagramのほうが多いと思うか」という質問で、「はい」と答えた18歳は全体で39.5%、20歳の29.8%を10ポイント近く上回った。

【写真3】

8割が結婚したいけれど子どもが欲しい人は6割を切る  新成人の恋愛・結婚観アンケート