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 イギリスに住む女性は、昔飼っていた猫が亡くなったときの悲しみから、新しい猫を飼う準備がいまだにできないでいた。

 しかし偶然、1匹の保護猫のことを知り家族に迎え入れた。すると向かいのアパートに住む3歳の男の子がこの猫に夢中になった。

 猫も男の子のことを受け入れたようだ。男の子は猫のことをどれほど好きなのかを綴った手紙を書いた。

 男の子は猫のために玄関先におもちゃのプレゼントを置いていく。すると猫も玄関に、自分のおもちゃを運んで男の子にプレゼントするのだそうだ。

 両者は大親友の関係となり、男の子が6歳になった今でも尊い友情を保ち続けているという。

【画像】 保護猫ピーターとの出会い

 イギリスのマンチェスターに住むゲイル・マイヤースコーさんは、野良猫や飼育放棄された猫などを救済し保護する慈善団体『Pawpurrs Halfway House』のウェブサイトを見ていて、ある猫に心惹かれた。

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 ピーターと名付けられたその猫の写真を見た瞬間、ゲイルさんは「この子を飼うことになる!」と感じたという。

 実はゲイルさん、18歳のときに先住猫を亡くして以来、その猫のことを忘れることができず、新しい猫を飼う準備ができずにいた。

 だが1歳の保護猫ピーターを見てすぐに心が決まった。ピーターが保護施設に入るに至った悲痛な状況を知ったとき、その決心は強固なものになった。

 ピーターは前の飼い主に飼育放棄され、保護施設に預け入れられていたのだ。

ピーターを家族に迎え入れる

 ゲイルさんはすぐにピーターを家族に迎え入れた。

 大きなピーターを「穏やかな巨人」と表現するゲイルさんは、「獣医は、あまりの大きさにメインクーンの血が混じっているのではないかと言っています」と笑う。

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猫として少し大きい体をしているかもしれませんけど、ピーターは根は優しいんですよ。

攻撃性はまったくありません。とても遊び好きで、おもちゃを拾って宙に投げたり、追いかけたり、一緒に取ってこい遊びをしたりと、毎日が楽しいです

向かいのアパートに住む男の子がピーターの大親友に

 やがてピーターゲイルさんの向かいのアパートに住む小さな男の子、フィリップ君と友情を築き始めた。

ピーターが現れたときフィリップ君は3歳でした。彼はすぐにピーターに夢中になったようです。月日を重ねるうちにお互いの距離はどんどん縮まっていきました。

その交流は美しく尊いものになり、彼らは深い絆を結び親友のような関係になりました。

ピーターは玄関先にネズミのぬいぐるみを置き、フィリップ君はピーターのためにぬいぐるみやおもちゃの車を玄関先に置いていきます。

男の子がピーターに書いた愛らしい手紙

 最近では、フィリップ君がゲイルさんに「ピーターに手紙を書きたい」と鉛筆と紙を貸してほしいと伝えてきた。

 そこに書かれた心温まるメッセージを、ゲイルさんはXでシェアした。

 メモの中で、フィリップ君はピーターのことを大好きだというメッセージを伝えている。スペルミスはあるものの「I love you」と3回も書いているのだ。

 一生懸命綴られた手紙を見て、ゲイルさんは心がとても温かくなった。

フィリップ君は私たちのテーブルに座って書いていたのですが、小さな男の子が猫のことを考え、一生懸命文字を書いているのを見るのはとっても微笑ましいことでした。(ゲイルさん)

 シェアされたフィリップ君の手紙は、多くのユーザーの心をも溶かしたようだ。

彼はピーターにクリスマスカードも書いてくれました。ピーターへのお手紙は、フィリップ君にとって今や新しい習慣になっています。

 元の飼い主からの拒絶に苦しんだ後、ピーターゲイルさんという素敵な家族を見つけただけでなく、永遠の家を得、そして大親友を得た。

 今ピーターは、第2の猫生を幸せに送っている。ピーターフィリップ君の友情もこれからもずっと続いていくことだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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保護猫に夢中になった近所の男の子。猫に手紙をかいたりプレゼント交換で大親友となる