パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは1月9日、ストレスフリーでシームレスな従来にない映像体験を提供するテレビの開発で、Amazonと協業することと、Fire TVのライセンス契約に合意したと発表した。

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●2024年度の最上位モデルからOSに「Amazon Fire TV」採用



 パナソニックがAmazonとテレビの開発で協業する背景には、インターネットやスマートフォンの普及により、ユーザーのテレビの利用形態の多様化が急速に加速していることがある。

 テレビは、従来の放送や録画コンテンツを視聴する機能だけでなく、ビデオオンデマンド型の動画配信サービスやSNSの動画コンテンツ、オンラインゲームなど多種多様なコンテンツを、さまざまな視聴用途に応じて楽しむスクリーンとなり、ユーザーごとにテレビに求めるニーズが変わってきている。

 今回の協業により、パナソニックが培ってきた高画質高音質技術、通信・デジタル技術、機器連携などと、Amazon Fire TVが持つUX開発力やコンテンツ力を融合する。

 具体的に、パナソニックは2024年度のグローバルフラッグシップモデルから、テレビのOSにAmazon Fire TVを搭載した新製品を導入。今後は、順次OSにAmazon Fire TVを搭載した機種のラインアップを拡大していく予定。


●「Alexaへのアクセスが楽しめる」とコメント



 合わせてAmazonのVice President of Alexa and Fire TV Daniel Rausch氏のコメントも発表して、将来的にテレビ開発におけるAlexaとの連携も示唆している。

 「2024年にFire TVが搭載されたパナソニックの新しいスマートテレビを共同で発表できることをこの上なく嬉しく思う。これにより、世界中のお客様が、Fire TVのパーソナライズされたストリーミング体験やAlexaへのアクセスと、パナソニックのクラス最高のスマートテレビという組み合わせによるメリットを全て享受できるようになる」。

テレビの開発でAmazonと協業するパナソニック