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(写真:時事通信

ひろゆきこと西村博之氏(47)が9日、政治家による能登半島地震被災地への救援募金活動に対する疑問をXに投稿し、賛否を巻き起こしている。

ひろゆき氏は、自民党菅義偉前首相が投稿した《スタッフからの報告 本日、能登半島地震被災地への救援募金活動を実施しました。皆様から156,280円お預かりしました。自民党県連を通じて早急に被災地へお届けします》というポストを引用。そのうえで、《働いて稼いで自腹で寄付した人より、他人からお金を集めただけの人が凄いと言われたりするので、募金活動に違和感》と問いかけた。

同時に、小中学生による募金活動は《アリ》とした上で、《大人は募金活動する暇があったらUberイーツでもやって稼いで寄付した方が良いと考えてしまうおいらです》と自身の考えを述べた。

1月7日には、同じく自民党小泉進次郎衆院議員(42)が自身のInstagramで能登半島地震の被災地に向けた募金活動を行ったことを報告したが、こちらも賛否を呼んでいるようだ。

こうした中で、ひろゆき氏に賛同する声も多く上がった。

《やっぱ、その発想あるよね 駅前でぼーっと突っ立って募金募るより、肉体労働の方が効率いいのでは?と》
《街頭募金活動してる人見てその時間自分が働けば良くね?っていつも思ってた。あと募金詐欺が多いと聞いてから募金しなくなった》

また、政治家による募金活動はパフォーマンス的であことから、否定的な声も。

《確かに自分の懐を傷めずに評価は貰えるという美味しい行動ではありますね》
《募金活動は学生向けで良い大人が募金活動して寄付してドヤるのは確かに違うと思います。イメージアップ戦略の1つとして寒空の下で被災地のために募金している私達偉くない??という感じかと。それこそ各政党から義援金で送金したり、ポケットマネーで寄付する方が男気があって素敵ですね。大谷翔平選手が良い例だと思います》

その一方で、金額以上の宣伝効果が期待できる点を指摘してひろゆき氏に反論する声もあがった。

《より多くのお金を集めるというミッションの観点だけであれば、まさにひろゆきさんの仰る通りでしょうけど 道行く人に募金という意識を高めてもらうという波及効果の意味も兼ねていると考えれば、まあ有意義と言えなくはないかもしれません》
《いやまあ、普通の若い人ならともかく、菅さん含む党の方数名が1日がかりでUberして、15万以上稼げる訳ないでしょうに、政治家の活動としては、結局のところ街頭での募金活動が、メッセージ性も含めて一番効率的な方法だと思うがな》

とはいえ、そもそも賛否で評価する必要があるかを問う冷静な声もある。

《いつものひろゆき式二項対立で評価する必要があるのかね?被災地及び被災者の立場からすればお金に色無し。どんな形であれ犯罪以外の手段で寄付してくれたら嬉しいに決まってるだろうよ!》

どのような形であれ、被災地への支援が広がっていくことを切に願う。