新感覚の“ガチャアプリ”『Random2u(以下、ランダムトゥーユー)』が日本初進出を果たした。1回1000円でさまざまな豪華賞品が当たる同サービス。本記事では、アプリの魅力を紹介するとともに、渋谷センタービルにて行われているポップアップストアで実際に女子大学生たちが体験した様子を、筆者の視点からレポートしたい。

〈1000円でNintendo Switchが当たるかも? 豪華賞品が用意された『ランダムトゥーユー』〉

 『ランダムトゥーユー』とは、1回1000円で引くことができるガチャアプリだ。賞品には韓国のコスメやブランドのアイテムが数多く取り揃えられており、そのすべてが定価1000円を上回るため、実質“ハズレなし”なのがうれしい。目玉アイテムには、CHANELやYSLなど人気ブランドのコスメやバッグ、AirPodsNintendo SwitchなどのガジェットAmazonギフト券なども用意されている。

 なぜ1回分の価格以上のアイテムを提供できるのだろうか。同社の担当者によれば、日本のユーザーに自社商品を知ってもらいたい韓国企業・ブランドから、日本でのPRも兼ねて相場よりも安く仕入れることができるからだといい、このサービスを「韓国企業と日本ユーザーとを繋ぐ体験プラットフォーム」と位置付けているようだ。

 続いて、本アプリにおいて特徴的な2つの機能「トレード」と「もう一回」を紹介したい。

 「トレード」機能では、自身が引いた賞品と、他のユーザーの賞品をトレードすることができる。1対1での交換はもちろん、相手との交渉次第では2対1、3対1といった自由な条件での交換が可能な点がユニークだ。また友だち登録をした友だち同士でトレードすることもできる。

 「もう一回」はその名の通り、ガチャをもう一回引くことができる機能だ。その場合、必要のないアイテム2点と引き換えとなる。自分にとって必要のないものが当たってしまった場合でも、がっかり感なく楽しめる工夫がされているようだ。ゲットした賞品は、配送の手続きをすれば1週間程度で自宅に届くという。高額賞品の場合は2~3日営業日で手元に届くうえ、時間指定配送も可能。追跡番号も知らされるというので安心だ。

〈期間限定ポップアップストアでガチャを40回引いてみた〉

 そんな『ランダムトゥーユー』が日本初上陸を記念して、2023年12月19日~2024年1月1日までの期間限定で、渋谷にてポップアップストアを開催している。店内で我々を迎えてくれるキャラクターたちは、サイコロをモチーフにしたパンダパンダイスや、ガチャガチャのようなタコのポールオクなど、それぞれゲームに発想を得ているのだとか。

 今回はポップアップストアにて『ミス立教2023』のファイナリスト・押味桐ゑ、後藤千乃、山本莉子と、『ミス青山2023』のファイナリスト・大木美空の4名に『ランダムトゥーユー』を体験してもらった。軍資金は1人10000円、合計40回のチャレンジだ。

 いっせいに「BOX購入」(=ガチャスタート)のボタンを押し、ガチャがスタート。当たったアイテムが一覧で表示されると、4人は大盛り上がりでお互いの画面を見せ合っていた。どんなものが当たったのだろうか。

 押味は韓国コスメ・BOMのウォーターティントや、アイライナーといった実用性抜群のアイテム、定価5,200円のHATHORの美容液など、コスメ好きにはうれしいラインナップを引き当てた。合計すると定価約20,000円と、申し分ない還元率だ。後藤はDr. SETAUのアイクリーム、化粧水が人気のShionleのミルクオイル、glowoasisの保湿クリームなど、この季節にぴったりな保湿アイテムをゲットしている。それぞれ定価は3,000円以上で、この3つだけで10,000円超えだ。大木は、定価6,051円のマルセイユ石鹸セット、Milowiのクレンジングバームなどを当てた。この2つの時点で定価は10,000円以上で、合計金額は25,000円を超えるから驚きだ。

 今回合計金額が最も高額となった山本は、定価10,230円のCHANELファンデーションや、Amazonギフト券5,000円分などを引き当てた。さらに「トレード」機能を活用してAmazonギフト券3,000円を手に入れ、合計35,000円を超えるアイテムをゲットしている。4人とも軍資金10,000円を大きく上回り、大満足のサービス体験となったようだ。

『ランダムトゥーユー』の1番の魅力は“新ブランドのと出会い”

 体験を終えた直後の4人に感想を聞いてみた。押味は「何が当たるかわからないワクワク感を体験できて楽しかった。使ったことがない美容液が2種類当たったので、さっそく使ってみたい。新しいアイテムを試せるのはうれしいし、使ってみて良かったらリピートもしたい」と語り、後藤は「ガチャを引いたあとに、みんなで結果を見せ合うことができて楽しかった。自分が引いたもの以外にも、こんな賞品があるんだ、と知ることができた」と述べた。

 大木は「今まで知らなかったブランドを知ることができるし、自分で試せるからいいと思った」と述べ、「韓国旅行に行ってコスメを見ることがあるけど、日本に来ていないブランドは日本語の情報が少ないから、選ぶのが難しい。『ランダムトゥーユー』で手に入れたコスメは日本語で説明が書かれていて安心」と続けた。山本は「こんなに良いものが本当に当たるんだ、とびっくりした。『トレード』機能でも、実際にほしいものと交換できると身をもって体験できた」と語った。

 “1回1000円でのガチャ体験”について、4人は「何が出るかわからないから最初は抵抗があった」としたものの、「今回体験してみて、良いものが当たることがわかった。友だちから良い口コミを聞いたら、初めての人でも試したくなると思う」と語った。ソーシャルゲームやサブスクリプションサービスが浸透している昨今、オンラインサービスへの課金自体には抵抗がないようで、「普段はキャッシュレス決済だから、むしろ現金でのくじの方がハードルが高いかもしれない」といった声も上がった。

 学生たちの体験を見守った筆者が思う『ランダムトゥーユー』の1番の魅力は、やはり“これまで使ったことのないブランドやアイテムとの出会い”だ。数多とある知らないブランドの商品を、自身で選択するのはハードルが高い。大木が述べているように、日本未上陸のブランドの情報収集は特に手間取るだろう。

 その点『ランダムトゥーユー』で当てたものであれば、手元にあるなら試してみよう、という気になるもの。ガチャを引く楽しさそのものに加えて、新たなブランドとの出会いも楽しめるのが魅力だ。またすべてのアイテムが課金額を上回るものであること、「トレード」・「もう一回」機能があることも、本サービスの優れた点と言えるだろう。

 また今回のように、友人同士で集まった際のゲームとしても楽しむと、さらにその良さが発揮されると感じた。結果を見せ合って盛り上がるだけでなく、お互いの賞品をその場でトレードすることもできる。実際の店舗へ足を運ぶ必要がなく、いつでもどこでも引けるハードルの低さもポイントだ。

 新年最初の運試しに『ランダムトゥーユー』を利用してみてはいかがだろうか。

(取材・文=堀口佐知)

(撮影=樋口隆宏(TOKYO TRAIN))