1月8日に行われた演芸コンクール「第九回上方漫才協会大賞」で、大賞を受賞したのはダブルヒガシであった。2023年「M-1グランプリチャンピオン令和ロマンも出場していたが、話題賞に終わっている。この結果に、ネット上では「令和ロマン、またダブルヒガシにとられたね~」と盛り上がっているのだ。

2023年のダブルヒガシは、活躍が目覚ましかった。3月に行われた芸歴10年以内の漫才師を対象にした「ytv漫才新人賞決定戦」で優勝、7月に行われた若手芸人の登竜門と言われる「第44回ABCお笑いグランプリ」で優勝と2冠を制した。「ABCお笑いグランプリ」に令和ロマンも決勝まで駒を進め、最後のファイナルステージでは令和ロマンとダブルヒガシが700点満点中671点で同点となった。しかしファーストステージの得点が高かったダブルヒガシが優勝となり、令和ロマンは涙を呑んだ。

令和ロマンとダブルヒガシは4人の年齢も近く、コンビ結成も1年違いと双方とも将来を期待される吉本若手芸人の有望株だ。しかし「M-1グランプリ」で運命は分かれる。ダブルヒガシは準々決勝敗退後、ワイルドカード枠で復活するも準決勝で敗退。一方の令和ロマンは順調に勝ち進み、決勝ではトップバッターながら最終決戦に進出し、ヤーレンズと1票差と大接戦の末に優勝を果たしたのだ。年が明けて行われた「上方漫才協会大賞」で見事優勝したダブルヒガシは、「今年は『M-1』一直線、1個に集中する」とその意気込みを語っている。

その『M-1グランプリチャンピオンの称号を手にした令和ロマンが、7日に放送されたABEMAのオリジナル番組『チャンスの時間』で恒例の「新春カミングアウト漫才」を披露した。その中で、高比良くるま(本名・直樹)と大阪で遊んでいた女性が、大阪のバーで「直樹とヤった」と言いふらしていると相方の松井ケムリが暴露。驚くくるまをよそに、その女性は今「ダブルヒガシのファンをやってる」とケムリが笑っていた。

この番組の放送後、「上方漫才協会大賞」の結果が発表されたため、令和ロマンとダブルヒガシのファンのX(旧ツイッター)は賑やかになった。「令和ロマンに唯一勝ち続けるコンビ、ダブルヒガシ」「令和ロマンがネタで『令和ロマンがダブルヒガシに取られたものは女とABCお笑いグランプリ』って言ってたけど、上方漫才協会大賞も追加されるやんね」「M-1チャンピオンと引き換えにダブルヒガシに何もかも奪われる令和ロマン」と、大ウケである。令和ロマンは今年の『M-1グランプリ』にも参戦したいと意気込んでおり、再びダブルヒガシとの熱い闘いが見られるかもしれない。

画像は『M-1グランプリ 2023年12月24日付Instagram「M-1グランプリ2023」』『ABCお笑いグランプリ 2023年7月9日付Instagram「ABCお笑いグランプリ」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび

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