メルコホールディングス(東・名 6676)グループの株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧 寛之、以下バッファロー)は、2024年1月8日(月)にWi-Fiの規格認証を行う業界団体Wi-Fi Alliance(R)の最新Wi-Fi規格認定プログラムである「Wi-Fi CERTIFIED 7(TM)」をWi-Fi 7対応ルーター親機フラッグシップモデル「WXR18000BE10P」において国内メーカーで初めて取得しました(※1) 。本商品を近日発売いたします。

バッファローはこれまでも、お客様の役に立つ最新の技術をいち早く取り入れ、商品化してまいりました。今回もWi-Fi 7の幕開けとともに新商品としてフラッグシップモデル「WXR18000BE10P」を発表し、近日皆様のお手元にお届けいたします。本発表に合わせて新規格を安心してお使いいただくために、アリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明)のグループ本社であるAllion Labs, Inc.(本社:台湾・台北、CEO : Summer Chien)とMediaTek Inc.(本社:台湾・新竹、CEO:Ming-Kai Tsai)との共同の取組により「Wi-Fi CERTIFIED 7(TM)」の認証プログラムを完遂し、認証を取得することができました。「WXR18000BE10P」は家庭用Wi-Fiルーターとして国内メーカー初(※1)の「Wi-Fi CERTIFIED 7(TM)」を取得した商品です。
今後もコーポレート・ステートメントである「つなぐ技術で、あなたに喜びを」のもと、お客様に質の高い商品・サービスを提供するとともに、皆さまにネットワークを提供する会社として業界を牽引しながら、新しい規格・技術をいち早くお届けし、快適なデジタルライフを不安なく過ごしていただけるように努めてまいります。

※1 日本で創業した企業が製造及び販売している家庭用Wi-Fiルーターとして。2024年1月9日(火)時点、Wi-Fi Alliance(R) Product Finderの確認に基づくバッファロー調べ。

  • 協力会社コメント

アリオン

アリオン株式会社 代表取締役社長である中山英明氏は次のように述べています。

我々は、長年蓄積してきた無線に関する専門知識と実績を活用することで、変化が激しい市場でお客さまの競争力強化に貢献できることを大変嬉しく思います。アリオンでは、Wi-Fi やBluetoothTR-398、ZETA等の無線関連ロゴ認証取得のサポートに加え、お客様の製品が利用される中で最良なパフォーマンスを発揮できるよう、アンテナメカニズムの設計から無線性能検証、実環境のシナリオシミュレーションに至るまで、業種、製品ごとに総合的なテスト・ソリューションおよびコンサルティングを提供することで、より優れた顧客体験を迅速に提供していけるよう、これまで以上に、より一層強力にお客さまへ提供できる価値の向上に努めていきます。

MediaTek社

MediaTek Inc. コーポレートバイスプレジデントであるAlan Hsu氏は次のように述べています。

Wi-Fi 7テクノロジーをいち早く採用した企業の1社として、当社はバッファローと緊密に連携し、MediaTek Filogic Wi-Fi CERTIFIED 7(TM)チップセットソリューションを使用した製品を開発・発売します。当社の高度なシングルチップMLOアーキテクチャーを通じて、ユーザーに最高の接続体験を提供することができます。

  • 新規格「Wi-Fi 7」とは

Wi-Fi 6(6E) をベースに、通信効率や遅延が改善された新たな無線規格です。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子学会)ではIEEE802.11beという規格で策定が進められており、Wi-Fi Alliance(R)からは7番目の規格として案内されました。従来の規格に比べて最大通信速度や接続の安定性が向上し、進化するWi-Fiの利用シーンの要求に応えられるようになりました。理論上の最大通信速度は36Gbpsで、Wi-Fi 6(6E)の最大通信速度9.6Gbpsと比較して約3.7倍の高速化を実現します(※2)。Wi-Fi 7では無線通信で一度に利用できる6GHz帯の帯域幅が160MHz幅から320MHz幅に拡張され、従来に比べて2倍の通信速度が実現できます(※3)。併せて変調方式の改善により、一度に表現できる情報量が1024QAM(10bit)から4096QAM(12bit)に増加しました。これにより通信速度が1.2倍に増加し、近距離通信時の通信効率が向上します。また新たに「MLO(Multi-Link Operation)」を利用することも可能になります。MLOで2.4GHz/5GHz/6GHzの周波数帯を複数同時に利用することで、通信容量の拡大、通信速度の向上が期待できるほか、干渉波を受けても影響のない通信帯域を利用し、遅延が起きにくくなるなど通信の安定化が期待できます(※2)。

※2 本説明は、MLOの同時モード(MLMR:Multi-Link Multi-Radio)についてのものです。

※3 320MHz幅の通信は、6GHz帯のみ利用可能です。

  • 関連ページ

特集ページ:「Wi-Fi 7」とは? 飛躍的進化を遂げた新時代の通信

 https://www.buffalo.jp/topics/knowledge/detail/wifi7.html

Wi-Fi Alliance(R)ウェブサイト(外部)

 https://www.wi-fi.org/ja/news-events/newsroom/wi-fi-alliancewi-fi-certified-7-wofabiao

※「Wi-Fi CERTIFIED 7(TM)」はWi-Fi Alliance(R)の商標です。

配信元企業:株式会社バッファロー

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