今年度中の開通が見込まれています。

まもなく開通予定が発表か

大阪市内から高槻方面へ抜ける新たな都市計画道路「十三高槻線」が、まもなく一本につながりそうです。

十三高槻線は、東淀川区の淡路から国道170号の辻子交差点まで結ぶ計画。全通すれば新大阪方面から、渋滞の激しい国道171号や府道2号「大阪高槻京都線」のバイパス道路として機能することとなります。大半の区間で4車線幅を確保しつつ暫定2車線で完成済みですが、正雀で阪急京都線をまたぐ部分が未開通で、プッツリと途切れた中途半端な状態が長らく続いていました。

その正雀の跨線橋が、いよいよ2023年度中の開通に向け、完成秒読みの段階まで来ています。

現地では、すでに橋桁も架け終わり、舗装が徐々に進められている段階。両側の橋のたもとでは、ショベルカーが路盤を敷きならしている様子が見えました。それが一段落する頃には、現道との取りつけ部の地上工事となり、標識や安全施設の設置が終われば晴れて完成となります。

高架橋に並行して、独立して歩道橋も完成形となっています。まだ閉鎖されていて、歩道橋の出入口の取りつけ部の舗装工事などが行われているところでした。

北側ではアンダーパスや跨線橋が連続し、渋滞に強い都市計画道路ができあがっている十三高槻線。そのポテンシャルがようやく発揮されるのが、この跨線橋の開通といえます。開通見込みの発表も、まもなくと思われます。

なお高槻市内では、国道170号からさらに東へ伸びる工区も整備中です。上牧のあたりで国道171号へ合流する部分は一部完成済みで、将来的には淀川を新たな橋でまたいで枚方市内へ直結することとなっています。

完成間近の正雀の阪急跨線橋。大阪市と高槻市がつながる(乗りものニュース編集部撮影)。