ペットがこれまで聞いたことのないような、尋常じゃない鳴き声をあげるとき、それは緊急事態を知らせているのかもしれない。
アメリカ・ワシントン州に住む男性は、深夜、飼い犬がいつもとはまったく異なる大きな声で激しく吠え始めたことで目を覚まし、向かいの建物が燃えていることに気付いた。
店舗だったその建物はほとんど燃えてしてしまったが、男性の通報により被害は最小限に食い止められ、火災を知らせてくれた犬に対し、消防署も称賛している。
12月29日の午前3時過ぎ、ワシントン州アーリントンに住むダグラス・オコナー2世さんは、愛犬でオーストラリアン・シェパードとラブラドールミックスのルーシーの鳴き声で目が覚めた。
それは、普段オコナーさんが聞いたことのない鳴き声だった。
いつもは鳴いてももう寝なさいって言うだけなんだけど、あのときのルーシーの吠え方は、今まで聞いたことのないタイプのものだったんです。
大きな悲鳴のような吠え声でした。いつものように吠えるのとはまったく違っていた。
それで私たちは完全に目が覚めたんです。何かおかしいと。そこで近所の火事に気付きました。ルーシーは私たちに危険を伝えようとしていたんです
オコナーさんの妻は窓から火事を見て、すぐに911に通報した。燃えていたのは自宅から通りを隔てて向かい側にあるオコナーさんの戸建ての作業場だった。
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緊急事態を飼い主に知らせようとした犬を消防隊員も称賛
間もなくして消防士が到着し、戸建ての作業場から家に燃え広がる前に炎を食い止め、最終的に消し止めた。
消防士によると、あと10分もすれば向かいの我が家に火が燃え移っていたということでした。それを思うとちょっと怖かったですよ。（オコナーさん）
ルーシーの吠え方がいつもとは違うことに気付いたことで、最悪の事態を免れることができたオコナーさん一家は、ルーシーにとても感謝している。
作業場は燃えちゃったけど、私たちは無事だったので良かったです。ルーシーは本当に素晴らしい犬です。
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ルーシーは、緊急事態を飼い主にいち早く知らせようとした行為を、消防隊員からも称賛されたということだ。
References:Hero Dog Wakes Up Owners After Sensing Fire Across Street: ‘Bark was Unlike’ Any Heard Before/ written by Scarlet / edited by parumo
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