1月28日(日)に東京・有明アリーナからABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継される、アジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」の開催に先立ち、本大会にて対戦する平田樹選手、ならびに三浦彩佳選手のインタビュー動画が、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeで公開された。

【写真】国内独占生中継される「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」

4年ぶりに日本で開催される本大会の、2023年12月に行われた追加カード発表記者会見にて、アトム級5分3R、MMA(総合格闘技)ルールで対戦する平田選手と三浦選手のカードが発表されると、SNS上では「アーセン」や「元カノ・今カノ対決」など格闘技ファンのあいだで注目を集めた。

今回、この禁断の対決を控えた両者に直撃インタビューを行い、格闘家としての試合への意気込みから、聞きづらい“あの話題”まで、直球で質問をぶつけてみた。

■平田樹選手は

2023年3月の「ONE FIGHT NIGHT8」以来、約10ヶ月ぶりの実戦復帰となる平田選手は、前回の試合は韓国出身のハム・ソヒ選手に判定の末、敗れており、この試合をふり返り平田選手は「それまでは意地を張るじゃないけど、つっぱってたところもあったので、あの負けで、そのつっぱりも折れたところがあって……」と当時を思い返す。

また、「前回の負け以降、格闘技への熱も冷めて、ぼーっとしていたけど、試合を見たり、身体を動かしていくうちに、もう一回、がんばりたいと思って」「今まで自分の練習してきたことや試合のこと、私生活を考えて、自分と向きあったことで、もっとラフに自分の思ったとおりに発言できるようになったかなと思います」と空白の時間に自分を見つめ直したことはプラスに働いたとふりかえった。

■三浦彩佳選手は

一方、三浦選手は対照的に「格闘技がやりたくてしょうがない。私は試合をすることが幸せで、試合が終わったら次の試合がしたいって気持ちになる」と格闘技と向きあう姿勢を明確に語る。

また三浦選手は今回、平田選手が主戦とするアトム級での対戦となったことについて、「正直、なんでだろう。一個下の階級で私が体重を落として闘わなくてはいけないのは、平田選手ありきの試合なのかなと感じていて……でも、私は『なんでもやる』の精神なので、やりますと答えました」と覚悟を持った眼差しで答えた。

次に平田選手の印象を聞かれると、三浦選手は「すごく才能のある選手だと思います」と評した上で、三浦選手のSNSでの投稿ぶりをあげて「選手って感じでは……どうなんだろうと思っていて。格闘技を本当に好きな人はわかっていると思っているので、試合で証明しようと思います。彼女にはSNSでがんばっていただいて(笑)」と格闘家としての威厳をリングで見せつけようと意気込みを語った。

■“あの質問”

なお、格闘技ファンも気になる“あの質問”では、三浦選手は「気まずいですよね。彼(アーセン)はもってるんだと思いますよ。こんな闘いはないですよね(笑)」、平田選手は「そういう理由で組まれたとは思いました。でも、それで数字、取れるなら、自分のおかげじゃんって思うし、話題性あるなとは思います」とまた、「もし向こうのセコンドに彼がいたら?」「この試合の意味あい」についてもそれぞれに回答した。

最後に、三浦選手は「早く終わってほしいですね。けっこうこの試合は(精神的に)くるので……」「格闘家なのでリングの上で証明するのがいちばん」と涙をぬぐいながら意気込みを語り、一方の平田選手は「いつも生ぬるい試合が多かったので、今回はみんなが声を張って“平田樹コール”で会場を埋めつくせられるようにがんばります」と抱負を述べて、締めくくった。

「“彼”はもってると思いますよ」

「数字取れるなら盛りあげる」

三浦vs平田、負けられない闘い

インタビュー動画が公開された平田樹選手と三浦彩佳選手/(C)AbemaTV,Inc. (C)ONE Championship