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東北地方は11日の朝にかけて冷え込みが強まります。水道管の凍結などにご注意ください。その後は度々寒気が強まり、日本海側では12日以降、短い周期で雪や風が強まるでしょう。大学入学共通テストがある土日は、昨日の予想よりも雪の降り方が弱まりましたが、引き続き最新情報にご注意ください。

厳しい冷え込み 仙台などこの冬一番の冷え込みへ

上の図は11日朝の予想最低気温を示します。東北の地図は広く濃い青で、沿岸を除いてマイナス5℃以下の予想です。仙台はマイナス3℃と昨日時点の予想より上がったものの、多くの地点でこの冬一番の寒さを更新するでしょう。日本海側を中心に、濡れた路面は凍結の恐れがあります。特に、橋の上などはスリップ事故の危険が高まるため、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。

今夜は水抜きを

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強い冷え込みによって心配なのが水道管の凍結です。防止するためには、次のことが効果的です。

事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。
屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。

水道菅が凍結してしまった場合は、解氷のために蛇口などに熱湯を直接かけると水道管が破裂する危険があります。お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕を依頼するなどしてください。

雪が強まるのは12日・15日~16日 週明けは真冬日も

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11日の東北地方は高気圧に覆われて、日本海側でも晴れ間が広がるでしょう。
一方、12日は冬型の気圧配置にかわり、日本海側で湿った雪や風が強まる見込みです。
ただ、昨日の予想より回復は早く、13日は日本海側の雪は弱まる見込みです。大学入学共通テストへの天気の影響は小さくなりましたが、12日の積雪で路面状況は悪くなりそうです。引き続き、最新の情報にご注意ください。

週明けは一段と強い寒気が入り、15日~16日は日本海側の山沿いを中心に積雪が多くなるでしょう。風が強まる予想で、日本海側では暴風雪や波浪の警報が発表される可能性があります。週明けも交通への影響などに十分注意が必要です。
寒さも厳しく、15日~16日は東北北部は日中も気温が氷点下の真冬日になるでしょう。体調管理にもお気をつけください。

仙台など明日朝は今冬一の冷え込みへ 12日からは東北日本海側で大雪