デュッセルドルフの日本代表MF田中碧(25)の移籍話が急転する可能性があるようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。

2022年のカタールワールドカップ(W杯)ではスペイン代表を沈める一撃を決めるなど、世界から注目を集める1人となった田中。しかし、2023年夏の移籍でステップアップを目指すも、移籍金などがネックとなり残留していた。

しかし、今シーズンはなかなかパフォーマンスが上がらず、批判の的になることも。それでも日本代表活動で徐々にパフォーマンスを上げると、10月の日本代表活動後には2試合連続ゴールを記録するなどし、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で16試合4ゴールを記録している。

日本代表の中心選手でもある田中は1日のタイ代表戦でもゴールを決めており、アジアカップに参加するものだと思われていた中、まさかの招集外。これはドイツでも驚きをもって報じられていた。

ケガもしていない田中の不参加だが、どうやら移籍が絡んでいた模様。『ビルト』によれば、日本代表DF板倉滉U-22日本代表FW福田師王が所属するボルシアMGが強い関心を寄せているという。

『ビルト』によれば、ボルシアMGフランス人MFクアディオ・マヌ・コネ(22)に移籍の可能性があり、ユベントスナポリパリ・サンジェルマン(PSG)といったビッグクラブが関心を持っている。

移籍が実現した場合に備え、ボルシアMGは田中の獲得を検討しているとのこと。ボルシアMGにとっては強化したいポイントだという。

2025年までデュッセルドルフと契約を残す田中だが、移籍金は300万ユーロ(約4億8000万円)程度とのこと。ボルシアMGはコネを手放す気はないようだが、あらゆるシナリオを考えて準備を進めているという。

川崎フロンターレの下部組織で育った板倉と再びチームメイトになるのか。アジアカップに参加しなかった理由がそこにはあるかもしれない。