トヨタアクア(画像:トヨタ

ソニー損害保険は1月、「20歳のカーライフ意識調査」を発表した。調査は2023年11月にインターネット上で行い、2003年4月2日〜2004年4月1日生まれの20歳の男女1000人から有効回答を得た。

調査の結果、乗りたい車は1位「アクアトヨタ)」2位「レクサス」3位「BMW」だった。(文:國伊レン)

女性の1位は軽自動車N-BOXホンダ)」

プレスリリースより

男女別で見ると、男性は全体でのランキングと変わらず1位「アクアトヨタ)」2位「レクサス」3位「BMW」、女性では1位「N-BOXホンダ)」で、「アクアトヨタ)」「ハスラースズキ)」「ジムニーシエラ(スズキ)」「ラパン(スズキ)」が同率2位という結果となった。

価格が比較的安く、燃費のよいアクアは男女ともに人気が高い。女性の1位に輝いたN-BOXは、広い室内や質感の良さに定評のある軽自動車だ。レクサスBMWの高級車が上位を占めている男性と比較すると、女性はより機能性や価格面を重視している傾向が読み取れる。

運転免許保有率は昨年調査から5ポイント減

20歳の運転免許保有率が56.2%(オートマ限定は42.9%、マニュアルは13.3%)。昨年より5ポイント下降したこともわかった。運転免許取得予定と答えた人は28.6%だったことから、将来的に8割強が免許を取得すると見込まれる。一方で「車を購入するつもりがない」と答えた人が31.4%を占める結果となった。

自分の車を持ちたいと思わない理由として「購入費用を負担に感じる(31.8%)」「交通事故・トラブルを起こしたくない(26.8%)」「維持費がかかる(24.5%)」などが挙げられている。車の購入や維持にかかる費用が以前より高騰していることが理由として考えられるだろう。実際に52.9%が「車を所有する経済的な余裕がない」と回答しており、免許保有率の減少も踏まえると、金銭面が車に手を出す上での障害になっていることがうかがえる。

一方で、

「同年代で車を所有している人は格好いいと思う」(48.9%)
「車を所有している大人は格好いいと思う」(48.7%)

と自分の車を購入することに憧れを抱く20歳は半数近く存在するため、もう少し値段が安ければ購入を決意する層も一定数いるのではないかと予想される。41.3%が「メーカーにもっと若者向けの車を作ってほしい」と回答しており、物価高のなかでこうしたニーズを満たす車の登場が期待される。

20歳が欲しい車、1位「アクア(トヨタ)」2位「レクサス」3位「BMW」 女性1位は軽自動車