激しい対抗意識が伝えられている。
カタールで現地時間1月12日(日本時間13日)に開幕するアジアカップで、3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表は各国メディアより優勝候補の筆頭に挙げられている。5年以上にわたって指揮官を務める森保一監督により、チーム力の底上げが図られてきており、今大会出場チームの中でも群を抜く存在だと言えるだろう。
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そして、その日本を打ち破るべく強い意欲を示しているのは韓国メディア『朝鮮日報』だ。開幕目前となった1月10日の同サイト上で、大会に臨む韓国、日本の両代表チームの戦力比較などを行なっている。
韓国は過去2度、アジアカップ制覇を果たしているものの、それぞれ1956年、1960年の出来事。栄光から久しく遠ざかっていることで、『朝鮮日報』はトピックにおいて、「64年間にわたるアジアカップ優勝への渇望を解消するには日本を超えなければならない」との意気込みを綴っている。
さらに「韓国サッカー代表の戦力は史上最強と呼ばれるほど絶頂にいる」と自国代表チームを評しており、「ソン・フンミンを筆頭に、キム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、イ・ガンインなど欧州ビッグリーグで活躍する選手たちの状態は最高だ」と主張。その上で、長く優勝から離れていることにも触れながら、「来る、カタールドーハで開幕するアジアカップは異なるだろうという展望だ」と見込んでいる。
日本についても「大会4度、制している最多優勝国」などの実績を記しながら、「日本はFIFAランキングも17位でトップだ。代表チーム26人のうち20人程がヨーロッパでプレーしている。韓国は12人だ」と指摘。続けて「顔ぶれも豪華。天才と呼ばれるタケフサ・クボ、爆発的なスピードのカオル・ミトマ、多才な中盤の司令塔であるワタル・エンドウなどが主軸だ」として、中心となる選手名を挙げた。
また、「短期間で多くの試合をこなさなければならない大会でも十分なほど、選手層も厚く、主力プレーヤーが負傷しても心配がない」と分析している。
他にも、国内外メディア・識者の予想も紹介している。韓国内からは「怪我さえなければ、韓国が日本より優勢だ」など自国代表の実力が上との見方であるとする一方、海外では「日本が圧倒的な優勝候補という事実は変わらない」(英メディア)、「今回の大会の首位は日本。韓国が挑戦する形だ」(中国メディア)、と日本優位の声が強いと説明している。
アジアNo.1を争うライバルへの警戒心、さらに「打倒・日本」への熱意も伝わる今回のトピック。ともに歴代最強の戦力で挑む今大会、果たして、日韓両国による激突はみられるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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