スマホを使う男性

先日、アメリカの上空で、アラスカ航空の機体からドアが吹き飛ぶという重大インシデントが発生し、多くの人々に衝撃を与えた。その後、さらに驚くべき話題があったことを、アメリカの『People』や『CBS』が報じている。

 

■離陸後にドアが外れる

5日、オレゴン州のポートランド国際空港から飛び立ったアラスカ航空のASA1282便。しかし離陸から6分が経ち、上空1万6,000フィート(約4.9キロメートル)に達したところで、突然ドアが吹き飛ぶインシデントが発生した。

同機はすぐにポートランド国際空港へと引き返し、乗員乗客あわせて180名にケガはなかったが、この一件は世界中で大きく報じられ、多くの人々が衝撃を受けた。

 

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■道端に無傷のiPhoneが

その後、空港付近に住むショーン・ベイツさんが、X(旧・ツイッター)にある出来事を投稿した。散歩に出たところ道端にiPhoneが落ちており、拾ってみると傷ひとつついておらず、バッテリーも半分残っていたという。

しかし、なぜか「機内モード」に設定されていた。フライトに関する資料も携帯電話に入っていたため、ショーンさんはすぐに「機内からの落とし物だ」と考えたそうだ。

 

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■iPhoneの頑丈さに驚く人々

じつは事故の発生後、国家運輸安全委員会NTSB)は地域住民に対し、「機体からの落とし物を見つけたら、ただちにお知らせください」と呼び掛けていた。

ショーンさんはNTSBに連絡を取り、iPhoneを引き渡したところ、それは発見された2個目の携帯電話だったことを知らされた。

この投稿に対し、世間からは「飛行中の機体から落ちて破損していないうえ、無傷とはすごい!」と、Apple社に称賛の声が続々と寄せられている模様だ。

 

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■新たにドア栓も発見

7日に行われた記者会見で、NTSBジェニファー・ホメンディ委員長は、ボブさんという教師の自宅の裏庭から、ドア栓が新たに発見されたことを明かした。

これは原因を解明するための重要な鍵になるといい、引き続き地域住民には落下物の捜索への協力が呼び掛けられている。

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■飛行機から落ちたiPhoneが発見

 

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