秋元真夏が、1月10日に東京・本多劇場で行われた舞台「鍵泥棒のメソッド→リブート」のゲネプロと取材会に、上演台本・演出を担当するマギー、キャストの望月歩、少路勇介、鈴木杏樹と共に登壇した。

【写真】取材会に登壇したマギー、秋元真夏、望月歩、少路勇介、鈴木杏樹(写真左より)

秋元真夏「緊張よりはワクワクしていて、楽しみな気持ちのほうがたくさんあります」

本作は、2012年に公開された映画「鍵泥棒のメソッド」(監督・脚本:内山けんじ)をもとに、上演台本と演出をマギーが担当し、コメディー要素を増量した舞台版としてリブートしたもの。

ヒロインの雑誌ライター”香苗”役の秋元は「今からゲネプロなんですけど、緊張よりはワクワクしていて、楽しみな気持ちのほうがたくさんあります。皆さんの笑いに包まれた、楽しい舞台を全身で感じて頑張りたいと思います」と本番が近づきつつある今の気持ちを笑顔で伝えた。

秋元真夏「全員の方に同じ熱量で伝えられるように全力で頑張りたい」

劇場の舞台と客席との距離の近さについて、秋元は「一列目の方はもちろん近いんですけど、一番後ろまでお顔が見えるんじゃないかなってくらいに距離が近くて、きっとステージに立って本番を迎えたら、全部の気持ちがダイレクトに伝わっていくんじゃないかなってすごく楽しみです」と語り、「しっかりと一列目から最後列まで、全員の方に同じ熱量で伝えられるように全力で頑張りたいと思います」と意気込んだ。

”ステージ”については「『ステージの上に立つ』ということだと、乃木坂46時代にライブをいっぱいやってきたので”ライブ”は慣れてるんですけど、お芝居の現場となるとすごく緊張するということもあります」と明かしつつも、「私としては楽しみなシーンがたくさん待っているので、『楽しい!早く来ないかな』って待ち構えているところです」と語った。

マギー「まなったんがすごいなって思うのは、劇場に入って一個ギアが上がったところ」

秋元の言葉を聞いたマギーは「まなったんがすごいなって思うのは、稽古場で日々成長してくださっていて、それが一緒にやっていて頼もしかったし、楽しかった。でも、稽古場で仕上がってたものが劇場に入ってステージに立った時に一個ギアが上がった感じがしたんです。明日(初日)、お客さんの前に立ったら、もう一個ギアが上がるんだろうなって期待しています」と、成長し続ける秋元を絶賛。

秋元は「絶対にギアを上げます!明日!」とさらに気合を入れた。

最後、秋元は「8人で舞台に立たせていただくんですけど、いろんなキャラクターが出てきて、それを見てるだけでも圧倒されるというか、心の底から楽しめて、純粋に元気が出る舞台だと思います。本多劇場という歴史ある劇場ですが、舞台をあまり見たことがないなって人も『舞台ってめちゃめちゃいいじゃん!」って思えるキッカケになるんじゃないかなって稽古場でも感じていたので、気軽に遊びに来てください」というメッセージで締めくくった。

■舞台「鍵泥棒のメソッド→リブート」のあらすじ

売れない若手俳優・桜井(望月)と伝説の殺し屋・コンドウ(少路)、ひょんなことから2人の人生は入れ替わってしまった。

記憶を失ったコンドウは雑誌ライターの香苗(秋元)と出会い、桜井は裏社会の男(長谷川朝晴)から依頼された殺しの標的・綾子(鈴木)と接触する。4人の運命は絡み合い、やがて一本の線となり、思いもよらぬラストへと突き進む。

舞台「鍵泥棒のメソッド→リブート」は1月11日(木)から21日(日)まで東京・本多劇場で上演(全14回)。27日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演(全2回)される。

◆取材・文=田中隆信

ヒロインの香苗を演じる秋元真夏/撮影:田中隆信