かつて猫は、船の守り神として重宝されたが、許可なくして違法に乗っているとしたら問題だ。
最近豪華クルーズ客船で乗客が無許可で猫を乗せていたことが発覚した。この猫は船のルールに従い「密航」という形で対処され、安楽死処分を受けることになった。
それを必死で救ったのは乗組員だった。現在猫は乗組員の家族として迎えられ幸せに暮らしている。
去年12月22日、ロイヤル・カリビアン・クルーズのマイケル・ベイリー社長兼CEO(最高経営責任者)は、猫をクルーズに密航させた乗客がいたようだと声明を発表した。
ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの「オベーション・オブ・ザ・シーズ」という豪華クルーズ船内で、オヴィという名の猫が12月の初めに発見されたのだ。
ハワイからシドニーまでの約3週間の航海中、ニュージーランドから来たバイオセキュリティーのエージェントが客のキャビンでオヴィを発見した。
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植物、果物、動物、その他の危険物などを船に乗せないよう、外国に入港するクルーズラインには検査が義務付けられている。
バイオセキュリティー担当者は、猫がどのようにして船に乗り込んだかを調査し隔離して、潜在的な病気がないことを確認する任務を負っている。
そのためオヴィは、ロイヤル・カリビアンのクルーズ船の密航者として船から降りることを許されず、後に安楽死させられることになった。
ロイヤル・カリビアン・クルーズでは、"感情支援動物または介助犬 "でない限り、ペットの乗船は禁止されている。
誰が持ち込んだのか気になるところだが、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、オヴィを船内に持ち込んだ可能性がある旅行者を特定することを拒否した。
安楽死の危機を脱して保護され乗組員の養子に
乗組員のマイケル・ベイリーさんは12月22日のFacebookアカウントで、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、検疫を受けた後のオヴィを安全にアメリカに輸送したと綴った。
現在オヴィは別の乗組員の養子となった後、マイアミで新しい家族と暮らしているそうだ。
オヴィは当局によってオーストラリアでもニュージーランドでも船から降りることを許されず、安楽死させられることになっていました。
ですが、私たちのゲスト・サービス・チームは数週間かけて何度も行き来した後、無事にオヴィを地球の裏側まで連れて行き、最終的にマイアミにいる同チームのメンバーの1人に引き取ってもらえることになりました。
オヴィは今、マイアミで幸せに暮らしています。
なお、ベイリーさんは投稿で「金属ではないので最初のセキュリティを通過してしまったのかな。入船時はきっと鎮静剤などで(飼い主に)眠らされていたのかもしれない」と推測している。
ロイヤル・カリビアン・クルーズでは、オヴィがどのようにしてクルーズのセキュリティを通過し、最終的に船に乗ることができたのかまだ確認していないということだ。
References:Pet cat smuggled aboard Royal Caribbean cruise ship was going to be euthanized but crew spent weeks trying to save it / written by Scarlet / edited by parumo
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