趣里が主演を務める連続テレビ小説ブギウギ』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)に、田中麗奈、麒麟・田村裕が出演することが発表された。田中は、スズ子と関わる夜の女たちのリーダー、田村は出産したスズ子を支える劇場のプロデューサー役を演じる。

【写真】麒麟・田村、独特の雰囲気がドラマのアクセントに 連続テレビ小説『ブギウギ』

 連続テレビ小説第109作となる本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、満面の笑顔と底抜けの明るさをもつヒロインの花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く。

 田中が演じるのは、有楽町界隈を取り仕切っている夜の女、通称「ラクチョウのおミネ」ことおミネ。ある雑誌記事を見て、スズ子の楽屋に乗り込んでくる人物だ。田中は出演に際し「毎朝ワクワクと感動と同時に当時の社会情勢を伝えてくれる『ブギウギ』に参加できる事、心から嬉しく思います。ガード下の夜の街で生きるおミネは、キラキラとステージの光を浴びるスズ子とは対極の環境で暮らしている女性です。そんな彼女とスズ子が出会ったらどうなるか。これまでとはまた違った、スズ子の表情を引き出せる存在になれたら、、と思って現場へ向かっています」とコメント。

 続けて「撮影前からブギウギは勿論、趣里さんの他の作品も視聴して趣里さんの演技には感銘を受けていました。実際現場に入ってもその気持ちは更に高まっていますし、一緒にシーンを作っていくことの喜びを感じています。合間に演技の話など出来ることもとても嬉しいのです。私もテレビを観ている視聴者の方に、ブギウギの世界観を伝えられる一員として、おミネを演じたいと思います。よろしくお願い致します」と意気込みを語った。

 田村は、調子がよい、ステージを愛する日帝劇場のプロデューサー役。「このオファーは正直驚きました。お芝居の経験がほぼ無いので迷いましたが芸人として良い経験だなと思いトライさせて頂きました」と明かし、「撮影が始まるともう緊張して緊張して。とにかく緊張しました。僕の人生3大緊張は初舞台、M-1朝ドラとなりました。主人公の『福来さん』をずっと『宝来さん』と間違えて何度もNGを出してしまったことをこの場を借りて謝罪させてください。貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。

 また、2人の起用にあたって制作統括・福岡利武は「ブギウギも後半戦、これから先もまだまだすばらしいキャストの皆さんに出演いただきます」と語り、田中について「田中麗奈さんは、スズ子と関わる夜の女たちのリーダーを演じます。戦後の苦しい生活の中を必死に生きていく人々を、優しさと思いやりで支え、時には強く戦っていく器の大きな女性を、持ち前の明るさで表現してくれています。スズ子との心温まる芝居に注目してください」とメッセージ。

 田村については「田村さんは妊娠、出産したスズ子を支える劇場のプロデューサーです。田村さんの独特の雰囲気がドラマの良いアクセントになってくれています。これから”ブギの女王”となっていくスズ子を、ぜひ応援しながら、ドラマをご覧いただければと思います」と呼びかけた。

 連続テレビ小説ブギウギ』はNHK総合にて毎週月曜~土曜8時ほか放送。

連続テレビ小説『ブギウギ』に出演する田中麗奈 (C)NHK