実証実験のあゆみ

豊島区立椎名町小学校の6年生の児童の地域学習成果を地域施設にて、地域の方に向けて発表が行われました。(トキワ荘マンガミュージアムの建設や、地域のイベントを行っている豊島区の行政や地域の人の願いや思いを学び知り、自分たちの住む地域に誇りをもつとともに、未来の町づくりについて考え、提案する研究授業)

豊島区内の小中学校ではSDGs達成に向けた教育を通じて、住み続けられる街づくりを担う次世代人材の育成に力を入れています。住んでいる地域の特徴を探究的に学ぶ地域学習はSDGs達成に向けた教育の中でも大きなウェイトを占めています。

TRIBAWL株式会社による地域学習教材「デジタル紙芝居」※は、地域の有識者の方、教育委員会が所有している資料をスムーズに教育現場に提供できる仕組みとして有用なことが、今回の振り返り学習にて円滑に使用された様子をレポートします。

会場となった「区民ひろば椎名町」

豊島区の区民ひろばは、赤ちゃんから高齢者までどなたでも利用でき、地域コミュニティの拠点として小学校区ごとにあります。今回、6年生による学習発表は、椎名町小学校に隣接している「区民ひろば椎名町」で、開催され、保護者、地域の方々、学校運営協議会の方々も児童の発表を見ました。

区民ひろば椎名町会場内の様子

満員の会場の中、椎名町小学校6年生の発表が始まりました。

代表の児童による全体発表の様子

小学校6年生総合的な学習の時間 「SDGs未来のまちづくりプロジェクト」のレポート

小学校3年で地域にある「トキワ荘」のことを学んできた児童が、身近な住む地域の未来について考えることを目的として、今までに、身に付けた知識と考える力と表現力を活用し、地域と自分の関りを見つめ働きかける学習を行いました。

具体的には、地域の現状や地域に住む人たちの思いや願いを理解し、よりよいまちづくりに向けて自らできることを考え、未来のまちにあったらよいロボットを考え、プログラミング学習キットを使って表現し提案を行いました。

小学校3年生の地域学習テーマでもあった「地域の特色マンガの聖地「トキワ荘」」のことを振り返り学習により自分の住む地域のことを改めて学びなおし、未来にどのようなものが合ったらよいか考え話し合い、提案を行った。(小学校3年生時の地域学習において TRIBAWL株式会社発案の「デジタル紙芝居教材」は、昨年度より実証実験を進めており、評価を得ています。
(前回のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000096990.html

今回の小学校6年生の振り返り学習には、地域の方(トキワ荘協働プロジェクト協議会 広報部長 小出幹雄氏)の出前授業に加え、TRIBAWL株式会社作成の地域学習コンテンツ「デジタル紙芝居」を繰り返し視聴した。

出前講座の講師を勤めていらっしゃる小出氏より資料提供、監修の元、作成した地域に即した「デジタル紙芝居」は、児童たちにも「繰り返し学べて便利だった」と好評を得ました。(デジタル紙芝居のコンテンツは小学校3年生で使用したものを活用。作成時に他学年、隣接校でも活用できるようにTRIBAWL株式会社がコーディネートし作成しました。)

学習発表の様子

児童自身が地域の一員としての自覚をもち、地域への思いをこめた研究発表は、区民ひろば椎名町運営協議会 会長 寺田晃弘氏、豊島区教育長 金子智雄氏、保護者、学校運営協議会の委員の方を中心とした地域の方々、区議会議員と多くの方々が集まる中、行われました。

トキワ荘の電子紙芝居

全体発表のスライドの中で、TRIBAWL(株)についての感想もいただきました!

(ありがとうございます)

地域学習の振り返りとして、地域にあるトキワ荘紙芝居動画をご利用いただきました。

地域学習を振り返り学習後に、「SDGs未来のまちづくりプロジェクト」のプログラミング学習をしたことを発表している様子。

プログラミングした作品の紹介をしている様子。

児童によるプログラミング作品の個別発表の様子

豊島区教育委員会 教育長 金子 智雄氏のご挨拶

区民ひろば椎名町運営協議会 会長 寺田 晃弘氏のご挨拶

豊島区立椎名町小学校 校長 原香織 先生のご挨拶

児童によるプログラミング作品の個別発表の様子


デジタル紙芝居をご利用されての感想

TRIBAWLによる地域教材作成コーディネート

地域教育を行うために、地域の方の協力に頼っている部分の負担を軽減と、教育現場の円滑化を目的に本プロジェクトを提案し実証実験を行っています。

TRIBAWL株式会社はデジタル紙芝居教材作成に当たり様々なコーディネート業務を行い、教員・地域ボランティアの方への教材作成にかかる時間・労力の負担を軽減しました。

具体的には、出前講座の地域ボランティアの方から地域に即した資料を提供いただき、円滑な授業運営を可能にするようにコーディネートし本教材を作成しました。

作成時には、現場の先生方や地域の方からの添削指示、評価をいただき、授業運営に即した内容に調整し完成させました。

そもそもこれまでは地域教育の質について言及されることはありませんでした。

その為、学校ごと地域ごと、先生ごと、地域ボランティアごとに内容が異なり、どれだけ効果があったか相対的な評価が難しいものでした。ここにをDX化する事で、全体に同じレベルの教育を与える事ができるメリットがあります。

今回の実証実験を行った東京都豊島区以外の地域においても、地域独自の教育カリキュラムを導入し始めている地方自治体 教育委員会がある。今回の実証実験の評価により、他の地域においてもこのソリューションを活用できると見込んでいます。

地域ごとに異なる資料を用いた教育や、独自のSTEAM教育を行う教育現場の円滑な授業運営サポートを目的に、TRIBAWL株式会社による本教材の展開を拡大していく予定です。

※ デジタル紙芝居:TRIBAWL株式会社によるコーディネートで作成した地域教材で、(株)BloomActが提供する、AI技術を活用して、PowerPoint資料から合成音声のナレーション付きの動画を撮影、録音なしで作成できるSPOKESを活用して作成しております。

配信元企業:TRIBAWL株式会社

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