この度の令和6年能登半島地震により、多くの方々が被災されていることに心よりお見舞い申し上げます。発災から10日経過した現在でも、約62,328世帯が断水の状態にあると報告されており(令和6年1月10日厚労省調べ)、避難者数は石川県だけでも2万5770人に上っています(同年1月10日現在。石川県調べ)。

WOTAは、断水と避難所生活の長期化が見込まれる中、能登半島地震断水エリア全域における避難所の衛生環境の維持・改善と、より人間らしい避難所生活の実現を目指し、1月4日より断水時でも機能する小規模分散型水循環システム(以下、「WOTAシステム」とします)の無償提供とその「自律運用」の支援活動を行ってまいりました。断水状況下で個室での温かいシャワー浴を実現する「WOTA BOX+屋外シャワーキット」と、清潔な手洗いを実現する「WOSH」の提供です。

多数の自治体、民間企業、個人からのWOTAシステムの無償提供と、避難所の方々による「自律運用」により、能登半島地震断水エリア全域カバーに向け、入浴、手洗い提供のカバーを加速して参ります。


能登半島地震被災地におけるWOTA展開計画

WOTAシステムの展開計画】

今回は、断水地域で避難所生活を送られる3万人近い方々に対して、なるべく迅速な提供を実現するため、下記の3ステップを想定し、WOTAシステムの無償提供と「自律運用」支援活動に取り組んで参りました。この度、STEP2の実現に目処がつきましたことをお知らせいたします。

・STEP1:避難所ごとの「自律運用」モデルの構築

・STEP2:ほぼ全域で断水が続く全6市町にて1か所以上でのWOTAシステム展開

・STEP3:能登半島断水エリア全域をカバー

STEP1においては、北良株式会社、ソフトバンク株式会社、Hacth PLANNING 株式会社、水ing株式会社のご協力を得て、WOTAシステムの無償提供と避難所ごとの「自律運用」を支援してまいりました。WOTAや協力会社のスタッフが各避難所に常駐し運用する形では、数多くの避難所での設置・運営を急速に展開することが難しくなります。そこで、WOTAシステムの運用ノウハウをお伝えし、避難所の方々による運用が可能な状態を作り、立上げ後も継続してエリアごとに技術的なサポートを行う、「自律運用」の支援を避難所ごとに提供してまいりました。その結果、珠洲市七尾市では、避難所の方々による「自律運用」モデルの構築が1月8日時点で完了しております。


珠洲市避難所における入浴者の様子

珠洲市避難所における「自律運用」の様子

STEP2は、前澤友作氏や大前研一氏、そして徳島県をはじめとする複数の自治体のご協力により実現の目処がつきました。全6市町の避難所1か所以上でのWOTAシステム展開が1月14日までに完了予定です(完了済み:珠洲市輪島市七尾市能登町、完了予定:穴水町志賀町)。この成果は、避難所の衛生環境の維持・改善と、より人間らしい避難所生活の実現において重要な一歩です。


4市町での展開の様子

今後、STEP3である、能登半島の断水エリア全域のカバーを目指し、「自律運用」支援の加速を図ってまいります。

【支援活動の詳細】


●支援内容

WOTAシステム(ポータブル水再生システム「WOTA BOX」+屋外シャワーキット、水循環型手洗いスタンド「WOSH」)の無償提供

WOTAシステムの「自律運用」支援

●支援場所

状況に応じて設置場所や運営時間が変更される可能性があります。最新情報はWOTA公式X(旧Twitter)(@wotacorp)でご確認いただけます。

●ご留意点

・タオルは各自でご持参ください

・設置場所や利用時間は、状況に応じて都度変更される予定です。

・提供数には限りがあり、お待ちいただくことがございます。

●ご協力者(自治体、五十音順)

徳島県

徳島県藍住町

徳島県松茂町

徳島県美波町

徳島県美馬市

静岡県藤枝市

千葉県千葉市

千葉県富津市

●ご協力者(個人、五十音順)

・大前研一氏

前澤友作


STEP2のご協力者一覧

※1/11 15:00時点暫定

※その他多くの企業、自治体からのご協力意向を頂いており、順次公表予定です。

WOTA BOX

https://wota.co.jp/wota-box/

●WOSH

https://wota.co.jp/wosh/

被災された皆様の一日も早い復旧を心より願い、弊社としても全力で支援活動を行います。

WOTA株式会社

2024年1月11日

配信元企業:WOTA株式会社

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