株式会社レノバ(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO木南陽介 以下、「レノバ」)は、米国で太陽光発電や系統用蓄電池等の開発・運営を手掛けるPathway Power Holdings LLC(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「Pathway Power社」)の総額25百万米ドルの転換社債(Convertible Note)を引き受ける契約を2023年12月に締結しましたので、お知らせ致します。本転換社債は契約締結から3年後以降に普通株式への転換*1が可能となります。また、特定の条件を満たす事を前提に、計1GWの個別プロジェクトに最大49%を出資・参画する権利も同契約でレノバは獲得します。

Pathway Power社は、再生可能エネルギー事業の豊富な開発経験を持つ経営陣によって2022年に設立され、計4GW以上の再生可能エネルギー事業及び蓄電池事業の開発を現在進める、米国で急成長中のデベロッパーです。同社は、系統・市場プライシングの膨大なデータセットを活用したプロジェクト開発、用地選定、PPAプライシングや蓄電池トーリング*2、市場取引、最適化されたオフテイク戦略に加え、地域・電源・収入構成を必要に応じて分散しリスク・リターンをバランスさせるトップダウンのポートフォリオ戦略・管理を強みとしています。

レノバは、こうした同社の強みとプロジェクトの開発実績に加え、同社がレノバと共通の価値観・ビジョンを多く有することから、米国でのパートナーとして提携する決定に至りました。今後は、経営に於ける連携、人材の派遣、エンジニアリング・調達・ファイナンス等における協業や、個別プロジェクトへの参画等を進めていく方針です。また、巨大市場である米国で培うプロジェクト開発や運営の先進的なノウハウを、日本やアジアでの事業展開に活用していきます。

レノバの木南陽介社長兼CEOは「米国の再生可能エネルギー市場は今後更に拡大する事が予測されており、レノバにとって進出の第一歩を踏み出す意義は非常に大きいと考えます。Pathway Power社と共に、米国市場で大きく成長することを目指します。」と述べました。

Pathway Power社のJam Attari創業パートナーは「アジアを中心に再生可能エネルギー事業の開発に総合的なノウハウがあるレノバとパートナーシップを組むことは、大変喜ばしいと考えています。アメリカ全土での更なる事業拡大に向けて、今後レノバと一致協力していきます。」と述べました。

*1 現時点で転換社債型新株予約権付社債を株式に転換した際のレノバ出資比率は約25%を想定しているが、今後のPathway Power社の資本政策等により変動する可能性あり。

*2 PPA契約の蓄電池版。電力ユーティリティや大口需要家と利用可能な蓄電池容量(kW)に対して固定価格で契約するのが一般的だが、O&M費や収入シェア等が追加となる契約もある。蓄電池による収入を長期に渡って固定できる。

以 上

配信元企業:株式会社レノバ

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