現在公開中の映画『ウィッシュ』の特別映像が公開された。

ディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る新たなミュージカル作品。ディズニーレガシーを感じさせる美しい世界観、魅力あふれるキャラクター、一度聴いたら耳から離れない珠玉のミュージカルナンバー、そして歴代作品から100を超えるオマージュなどが話題となっている。

このたび公開されたのは、主人公のアーシャを演じるアリアナ・デボーズや、ウォルト・ディズニー・スタジオのCCO(チーフクリエイティブオフィサー)であり本作の製作総指揮・脚本を手がけたジェニファー・リー、監督を務めたひとりであるクリス・バックが本作への想いを語る特別映像。ディズニー100年を記念した特別な作品でありながら、ディズニーがこれまで丁寧に描いてきた“願いが持つ力”の大切さを真正面から描く本作について、アリアナは「私にとっても特別よ」と噛み締めるように語る。

また監督を務めたクリスは「スタジオの記念作という夢が叶った。ディズニーの伝統を守りつつ未来に目を向けた映画だ」と語る。彼は創作の最初期の段階で、スタジオの過去作品のスチールを壁に貼り、考えを巡らせた。本作が目指したのはクリス曰く「ウォルトが作り上げたレガシーを享受しながら、今の時代に合った映画を、彼ならきっとこうしただろうという形で作る」こと。映像からも彼の情熱が伝わってくる。

そしてクリスと『アナと雪の女王』シリーズをともに監督したジェニファーは本作について「“星に願いを”というコンセプトには誰もが共感できる」と語る。続けて「(製作の初期段階で)私たちは夢について話し始めたのです。夢というのは願いですから。しばらく(仮題として)“Dream”と呼ばれていました。“Wish”になった時、私たちは、願いをかけるということは大志を抱くことでもあると知っていましたが、同時に都合の良いことにもなりえるとも知っていましたし、願いが大きければ大きいほど、それを叶えるための道のりは険しいとも知っていました。願いを叶えたいなら、本気で取り組まないといけません。つまり、私たちは、ただ願いましょうと言いたいのではなく、そのために成長するキャラクターを描きたかったのです。アーシャは、願いを叶えるために頑張る人になるのです。それに、彼女の願いは周囲の人たちに影響を与えるものです。そういうストーリーにするべきだと思いました。このアーシャというキャラクターこそ、ストーリーだと」と本作に込めた深い想いを吐露。ただ願い、叶うのを待つというキャラクターではなく、“願い”をエネルギーにそれを叶えるために努力をし、成長をしていくそんなキャラクターの物語を目指したという。

『ウィッシュ』特別映像

<作品情報>
映画『ウィッシュ』

公開中

公式サイト:
https://www.disney.co.jp/movie/wish

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