日立ソリューションズ東日本は、茨城県つくば市が公募した「令和5年度 つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業にて、個別教育支援システム「ぴこっと」が採択されました。

2024年3月8日まで、つくば市の小学校や放課後デイサービス等の施設をフィールドにトライアルが実施されます。

 

日立ソリューションズ東日本 個別教育支援システム「ぴこっと」

 

 

日立ソリューションズ東日本は、茨城県つくば市が公募した「令和5年度 つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業にて、個別教育支援システム「ぴこっと」が採択されました。

2024年3月8日まで、つくば市の小学校や放課後デイサービス等の施設をフィールドにトライアルが実施されます。

障がいのある子どもなど含め、すべての子どもが共に学ぶ「インクルーシブ教育」の推進が必要とされています。

文部科学省からは、全国の小中学校の児童・生徒、約8.8%程度が発達障がい等以外の「知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示す」と報告されています。(※1)

 

個別教育支援システム「ぴこっと」は、福井大学・福井工業高等専門学校にて2009年から研究開発したシステムであり、日立ソリューションズ東日本から提供します。

このシステムは、自閉スペクトラム症、AD/HDなどの発達障がいや、不登校等でこころや体の問題を抱える児童・生徒の個別支援に繋げるものです。

具体的には、児童・生徒を支援する学校の教員・保護者・支援機関が、普段の行動や所感及びチェック項目をシステムへ入力し情報共有する事で、一人ひとりに適した支援を実現する為の協働作業をサポートします。

これにより、本人に適した支援計画の立案やその振り返り作業の質の向上及び、教員・職員の作業負荷軽減を期待できます。

「ぴこっと」を就学時だけでなく、就業まで継続適用する事で、学習・行動・成長記録等をポートフォリオのように残すことが可能となり、教員や支援者など環境が代わってもスムーズな情報共有ができ継続的支援に結びつけられます。

障がいの有無に関わらず、誰一人取り残さないライフプラン全般をサポートする事が可能になります。

 

※1:令和4年12月13日 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課による「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」報告より

 

トライアルプロジェクトの内容

 

今回のトライアルプロジェクトでは、つくば市内の下記の方を対象として、指導者と保護者で相談した目標項目に対し、日々の状況や課題及び成果を情報共有する事で、本人のより良い成長へ導くことが期待されています。

 

 

a)通級指導教室や特別支援学級等に通う小中学校の児童・生徒から参加希望される方

 

 

b)放課後デイサービスに通う小中学校の児童・生徒から参加希望される方

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