※このコラムは『LOVE CATCHER Japan』エピソード1~5のネタバレを含みます。

■容赦ない牽制モード

序盤から大きな動きや確信的な“好き”はお互いから感じられないものの、ペアとして固まりつつあった夏輝と美良。

しかし、前回の放送で夏輝が瞳をデートに誘ったことで、美良に嫉妬心、あるいはモヤモヤが生まれたのか「何で誘ってくれなかったんだろう? ってずっと考えてた」と夏輝にありのママの気持ちをぶつけます。

(C)AbemaTV, Inc.

これには夏輝も「正直そんな風に思ってくれると思わなかった」と驚きの様子。確かに、お互い安定したペアではあったものの、お互い惹かれあっているのかと言われれば、様子見……? といった温度感だったため、美良のこの動きは予想外。もしや、マネーとしてラブであると仮定している夏輝を瞳に取られそうで予防線を張っているのか……?

さらに美良は「私以外喋ってないから、他の人と喋りたい気持ちは理解できる」としつつも、「夏輝(の気持ち)が私に向いてないんだったら、私も今話したいっていってくれている人に時間を作ってもいいのかなって」「そういう気持ちになっているっていうのは分かって欲しい」と優しくもしっっっかりと“私一筋じゃないなら他に行くよ?”と言わんばかりの釘刺し。美良、やり手すぎる!!! しかも何が上手いって、美良は自分の気持ちを言わずに相手に“あまりフラフラしてたら、私は他の人のところへ行っちゃうよ?”と言わんばかりに警告しているところなんですよね……。見習いたいくらいのモテ女の行動。

しかも、美良の行動はこれだけに止まりません。自身が夏輝と話した後、瞳も夏輝を呼び出して話していたのを目撃した美良は、瞳に「何話したの?」と直撃。恐る恐る話す瞳に「牽制してる訳じゃなくて、夏輝に対して私もちょっと(気持ちが)向いてたから気にはなる」「絶対夏輝だめだからねとか、そういうのじゃないから」と伝える美良ですが、ぶっちゃけ牽制モードにしか見えません。

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また、「夏輝も瞳ちゃんもいい子なの知ってるから、そこと喋ったら惹かれちゃうじゃんと思って」と自身が不安になったことを瞳に対して釘を刺すようにアピール。優しい言葉だけど裏にある何ともぬぐいきれない圧力が怖い。これには番組MCの見取り図・盛山さんも「それ言うんや……」「大奥ですよ」とビビりまくりです。

ちなみにこの日のカップルチャレンジは男女ペアのSUP(サップ)。女性がペアになりたい男性を指名する形式となり、夏輝のペアには美良と瞳が立候補したのですが、夏輝は美良を選びます。美良にあんなこと言われて、目の前で瞳を選べる訳がない……。

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さらにその夜、夏輝は「俺は美良しか見てないから、今まで以上に美良に向き合いたいと思ってる」と改めて気持ちがハッキリしたことを伝えており、「今さら別にマネーかラブかどうかは、結構俺はどうでも良くて、美良だけは信じていたい」とまで宣言。何と言うか本当に美良の計画通りって感じでアッパレすぎました……。

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■男性陣の疑いが集中するも……「あの子は純粋だよ」

マネーの頭角を出し始めたのではないか? と疑ってしまう美良がいる一方で、男性陣の疑いが集まり出したのが、すでにマネーにしか見えないような行動をしている美沙紀。

そんな美沙紀はこの日、夏輝を呼び出し、友貴がマネーだと思うかを聞いた後、2人だけでいるのではなく、他のメンバーとも話そうという話になったこと明かし、その上で「私は知りたくないし、相手にも知って欲しくない」「好きだったら他に行くとかないじゃん」と自分がラブだと言わんばかりのアピールをします。

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夏輝が思わず美沙紀がマネーだと思っていたことを明かすと、友貴への好意を「一本に絞ったなって感じ?」と思わずこちらの予想を見抜くような鋭い一言。さらにそんな予想も範疇の上だと言わんばかりに、「ラブにしかできない行動でしょ」と自分にマネーだと疑いを向けてきた夏輝に釘を刺しますが、その必死さももうマネーにしか見えず、番組MC陣からも「なんか怪しいぞ~」との声が上がります。

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その後も、男子部屋に友貴を呼びに行き、第3話で嘘泣きをして惑わせたにも関わらず「どっちなんだろうって思っちゃって」と友貴がマネーだと不安になったこと涙ながらに伝え、「私は余裕ないよ」「結構好きになっちゃったよ」と2度目の涙を流す美沙紀。疑いの要素は残さず潰しにかかる余裕の無さというか、本気度みたいなものが怖いし、まじで美沙紀の涙が1ミリも信じられない……。

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しかし、この涙2連発攻撃は怪しさどころか友貴にはまさかの効果抜群。「安心した。あの子は純粋だよ」「あんな号泣を演技だと思えない。あの涙は本物だよ」と信じ切って1ミリも疑ってない様子に、嘘でしょ?!?! とまだ美沙紀がマネーだと確定していないのに「友貴、頼むから目を覚まして……」と願わずにはいられませんでした。

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そんな友貴の様子に、若干の疑いをぬぐいきれない男子メンバー。さらに、友貴は信じ切っているが故に、美沙紀から聞いた話として、初音が惹かれあっているはずの凌のことを「絶対マネーだ!」と言っていたと、凌の前で話してしまう始末。放送を見る限り、初音は今まで1度も言ってなかった気がするんですが、美沙紀は初っ端から雪乃がマネーだと言い張ったり、初音が意中の凌をマネーだと言っていると言ったり、何でそんな嘘までつくの……?

自分に好意を向けている相手に油断させないように繰り返す涙。他の女性をマネーだと断定して言いふらし、場を引っ掻き回す恐ろしさ。最初から今回の5話まで見ても、どう考えてもマネーにしか見えない美沙紀。

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でも、これでマネーだとしたら、あまりにも美沙紀の行動は“マネーにしか見えない振る舞いすぎる”気もするんです。何と言うか、あまりにも安直。……どんどんこの番組を純粋な気持ちで見れなくなっている怖さを感じます。

■純粋すぎる亞門の涙

番組前半から常にムードメーカーとして周りを明るくしてきたが故に、よくある“楽しくて良い人”や“友達枠”として女性メンバーに認知されている亞門。

同じような状況に悩み「みんなに対して明るいから(自分の好意が)伝わりづらい」と凌に自分の気持ちが伝わらなかったことを反省している雪乃には、「個人的にそれは雪乃ちゃんの魅力だし、そのままの自分を好きになってくれる方がよくない?」と声をかける優しさも。

さらに亞門は「相手が何の肩書きがあろうが、どんな相手だろうが、“それでも私は彼が好き”って方が素敵だと思うし、かっこいいと思う。結果がどうであろうと」「自分に嘘ついて他の人にいけないでしょ」と自分にも言い聞かせるようにアドバイス。いい人すぎる……。

しかし、その優しすぎる亞門の性格からすると、この番組は酷すぎる。番組が進むにつれ、純粋な“好意”や仲間と過ごす“楽しさ”の裏に、10人中5人は恋愛ではなくお金のために嘘をついて相手を騙すためにここに来ていると言う事実がどうしてもよぎります。

番組後半では、“誰がマネーなのか”と言う話題に番組のルールに改めて現実を突きつけられ、「友達疑うのつらい」とこぼし、思わず涙する亞門の姿が。さらに「嘘ついてんのしんどいやろなあ……」とまさかのマネーのつらさも慮るほどの優しさを見せます。なんっっっっってピュアでいい子なの……。

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そんな亞門の姿を見つけたのは、今亞門が気になっている美良。カップルチャレンジで自分を選んでくれなかったことも悲しいとこぼした亞門に、美良は「めっちゃ迷ったの正直」と明かし、「もっと知りたいって気持ち。どうなるか分からないけど、自分の中で絶対この人って人はいない」「亜門くんにすごく魅力を感じているのも事実」と伝えます。

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絶対ラブだろうと予想がつく亞門と、マネーのような雰囲気がある美良。もし美良がマネーなら、マネーかラブか分からない夏輝よりも、確実にラブと断定できそうな亞門に行くはず。

「美良が亞門を狙い出したら絶対マネー」と番組MCの見取り図リリーさんも指摘しており、これには私も同感ですし、亞門に傷ついて欲しくないからこそ、手放しでは亞門に希望があることを喜べません……。

■まさかの脱落者予告に騒然

番組も盛り上がる第6話の次回予告では、まさかの脱落者が出るという驚きの事実も明かされます。

誰が脱落するのかも全く想像できないですし、もし万が一ラブが落ちたりしたら難易度高すぎでは……?

というか、すでに今回までのペアで、「どちらも絶対ラブなはず!」と断定できないのが怖いところ。恋愛リアリティショーを見ているはずなのに、もしかして1組もカップルが成立しないのでは……? という今まで一度も感じたことなかった不安すら覚えます。あるのはいつもなら微笑ましく見ていられるカップルに向けてしまう疑いの目だけです。つらい。

先が読めなさすぎる、裏の裏まで予想しても裏切られそうな今後の展開に目が離せません。

◇『LOVE CATCHER Japan』番組概要

毎週土曜夜10時~放送中(全8回)
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1904

(瑞姫)

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