「ホテルの新たなインフラをともに創る」をコーポレートミッションに、テクノロジーを用いてホテル客室清掃領域の生産性と労働環境の向上を目指して事業展開する株式会社Edeyans(大阪本社:大阪市中央区、東京本社:東京都中央区、代表取締役:片山 裕之、以下「Edeyans」)が、WMパートナーズ及びオリエンタルランド・イノベーションズを引受先とした第三者割当増資に加え、みずほ銀行及び日本政策金融公庫からのデットファイナンスにより、総額4.3億円の資金調達を行ったことをお知らせします。

■資金調達の概要
 この度Edeyansは、以下の概要の通り資金調達を行いました。

  • ラウンド:シリーズA

  • エクイティファイナンス:WMパートナーズ(リード投資家)、オリエンタルランド・イノベーションズ

  • デットファイナンスみずほ銀行、日本政策金融公庫(新株予約権付融資による)

  • 調達金額:4.3億円

  • 調達目的:(以下)

    ・ホテル客室清掃管理SaaSの開発投資

    ・SaaS+清掃オペレーションの総合サービスに係るセールス及びマーケティングの強化
    ・事業及びコーポレートのマネジメント人材の採用強化


■Edeyansの歩みと展望
 Edeyansは、2018年6月に大阪で創業、外国人旅行客インバウンド・民泊ブームのさなか民泊向け清掃事業をスタートし好調だったものの、コロナ禍により民泊需要が激減する難局に見舞われ、除菌消毒サービスを立上げ存続を図りました。
 そのような状況下、コロナ後を見据え2021年ホテル客室清掃に参入、東京を中心とした全国に商圏を拡大しました。同時に、民泊清掃時代に取り組んでいた清掃のシステム管理から着想し、ホテル客室清掃管理SaaS「Jtas-ジェイタス-」(以下「Jtas」)の開発に着手。2022年には清掃オペレーションとSaaSを組み合わせた総合的なホテル客室清掃サービスの提供をスタートしました。市場環境も好転、受注拡大し、2022年5月期(前々期)から2023年5月期(前期)にかけては約200%の売上高成長を実現しています。
 2024年現在、Jtasの機能開発を進め、客室清掃領域のさらなるデジタル化を通して生産性と労働環境の向上に取り組んでいます。そして、「ホテル業界の人手不足という大きな課題をテクノロジーとオペレーションで解決し、観光立国日本を支える」ことへと挑戦しています。この度、プロダクト及びサービスの開発とさらなる事業拡大を進めていくために、本ファイナンスを実行することとなりました。

■デジタル清掃サービス -Jtas(ジェイタス)-
 Jtasは、SaaSプロダクトのみならず、SaaSを活用した清掃オペレーションを含む、ホテル客室清掃のトータルソリューションサービスです。ホテルと清掃会社との間における客室清掃の業務フローは、今日においても、大量の紙や口頭での伝達といったアナログで非効率なオペレーションが中心となっており、双方にまたがってデジタル化が進んでおりません。こうしたアナログな業務環境は、外国人人材が活躍する上でも障壁となっています。その結果、清掃現場の生産性は低く、また、データを活用した清掃品質改善や人材評価を行うことができず、人材確保の難題を抱え続け、人手不足が蔓延しております。
 Jtasは、この現状を打開するため、1.ホテルが利用しているPMSとのデータ連携、2.清掃オペレーションに関するデータ取得、3.清掃効率・清掃品質を改善するためのデータ活用、を実現する機能を搭載したSaaSを提供しております。これら機能は客室清掃業務に係るEnd to Endのフローをデジタル化し業務効率化を実現、また、蓄積されたデータにより、生産性や品質の改善、そして清掃スタッフの業務評価をサポートします。
 創業当初からの事業の柱である清掃オペレーションサービスにおいても本SaaSを活用し、自社内で共創のサイクルを回すことができることもEdeyansの大きな強みです。

Jtas SaaSのご紹介資料はこちら

https://prtimes.jp/a/?f=d40554-16-b4c5dbba6afd9af9e45f7a57cef67827.pdf

Edeyans代表・片山 裕之のコメント

この度、各社様より、ホテルDX、客室清掃人材不足の課題に向き合う弊社のチャレンジにご期待いただき、ご支援を頂けることを嬉しく思います。コロナ禍により大打撃を受けたホテル業界ですが、現在大きな変革期を迎えています。しかしその中でも一向に革新が起きないのがバックヤード業務、客室清掃業務です。なぜこの領域に変化が起きにくいのか。清掃の実業務を提供してきた弊社だからこそ、その理由に向き合うことができます。業務効率化はもちろん、客室清掃という仕事の価値を高めていかなければ人手不足の難題は解決しません。ホテルのインフラをともに創る、という大きなミッションにむかって、自分たちにしかできないことを追求して参ります。

引受先投資家 及び 金融機関のコメント
WMパートナーズ株式会社 

代表取締役社長 徳永 康雄氏、 ヴァイスプレジデント 山本 聖也氏

インバウンド需要が拡大するなか、ホテル業界は慢性的な人手不足の状況で、観光立国日本を目指すうえで大きな社会課題となっています。その中で、Edeyans様はデジタルを活用したホテル客室清掃のオペレーションとホテル客室清掃管理SaaSの両輪で事業展開しており、既に大手ホテルチェーンに対してサービスを提供しています。事業や社会課題への取り組みの魅力はもちろんのこと、片山さんを中心としたチームに魅了され、この度はご縁をいただきました。業界の明るい未来を創造する同社のチャレンジをサポートして参ります。

株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ 

代表取締役社長 豊福 力也氏

この度、Edeyans様への出資の機会を頂き、とても嬉しく思います。インバウンドが増えるなか客室清掃の担い手不足は非常に大きな事業課題でもありますし、社会課題でもあります。その課題解決に、人口減少のなかでデジタルを最大限活用することで効率化を図りながら業界の魅力向上にもチャレンジされていることに共感し、この度出資を判断させていただきました。片山さんの熱さと権限移譲がなされたバランス良い経営チームにも非常に魅力を感じました。様々な交流を通じてEdeyans様の事業成長支援に寄与できるよう努めてまいります。


株式会社みずほ銀行 

大阪法人第一部 部長 西島 洋行氏

この度、Edeyans様の資金調達をサポートさせていただき、大変嬉しく思っております。Edeyans様は宿泊業界における「人手不足」問題に対し、オペレーションとテクノロジーの両面から解決を試み、観光立国日本へ貢献するという強いビジョンを掲げるイノベーターであり、弊行としても同社ビジョンに強く共感しています。また、ボードメンバーの方々との面談により、パッションを感じ、今後の事業拡大を大いに期待しております。弊行は、Edeyans様の事業成長とビジョンの実現に向けて、貢献し、ともに挑戦して参ります。

株式会社Edeyans会社概要】
「ホテルの新たなインフラをともに創る」をコーポレートミッションに、テクノロジーを用いてホテル客室清掃領域の生産性と労働環境を向上し、日本が世界に誇れる清掃サービスの発展と従事する方々の地位向上を目指して事業展開する会社です。ホテル客室清掃管理SaaS「Jtas-ジェイタス-」と、SaaSを活用した客室清掃サービスを提供しております。


社 名 :株式会社Edeyans

設 立 :2018年6月1日

代表者 :片山 裕之

所在地 :大阪本社・大阪市中央区瓦町1-3-2 ヒガシビル302

     東京本社・東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD.7階

資本金 :2億5,078万円(資本準備金を含む)

事業内容:ホテル向けデジタル清掃サービス事業、ホテル客室清掃管理SaaSの開発・提供事業

企業URL:https://corporate.edeyans.com/

配信元企業:株式会社Edeyans

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