コロナ禍以降、人々の働き方や価値観が多様化し、若い世代を中心に地方で自己実現や挑戦をしたいという動きがあります。そのような「地域の新しい風」となる人材を本市に呼び込み、持続可能な地域づくりを行うため、京都府福知山市では地域おこし協力隊の活用を4年ぶりに検討しています。

 その一環として、今回、地域おこし協力隊員希望者を対象に、本市での暮らしを体感し、特徴的な活動をしている地域団体との交流を図る福知山市地域おこし協力隊体験会」(1泊2日)を初めて開催します。

 このイベントは、受け入れ再開に向けて、地域と行政が一体となり、地域団体と地域おこし協力隊員希望者が相互理解を深めることを目的に実施するものです。

(※地域おこし協力隊員の募集は、2024年度予算の成立をもって行うことを前提にしています。)

  • 地域おこし協力隊体験会 概要

(参考)体験会のイメージ

〇日程    2024年2月24日(土)~25日(日)  1泊2日 

〇集合時間  2月24日(土)12:30 

○集合場所  市民交流プラザふくちやま 正面玄関前

(JR福知山駅 北口すぐ/京都府福知山市字駅前400番地)

〇対象者

応募時点で3大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)をはじめとする都市地域等、総務省が定める「地域おこし協力隊の地域要件」を満たす地域に居住し、以下の条件のいずれかを満たす方

1.地域おこし協力隊員を希望する方

2.田舎暮らしや地方でローカルキャリアを築きたい方

3.本市への移住に興味がある方

〇タイムスケジュール(予定)

〇主催    福知山市 地域振興部 まちづくり推進課

〇募集定員  5名程度 (要事前申込) 

○申込先   福知山市移住促進ウェブサイト「FUKUFUKU LIFE」

https://www.welcomeiju.city.fukuchiyama.lg.jp/events/tiikiokoshitaikenkai/

〇参加者負担 7,000円程度となる見込み(1日めの夕食・2日めの昼食代として) 

       現地までの交通費は参加者負担。指定の施設に泊まる場合は宿泊無料。

  •  地域団体の紹介(3団体)

(1)カワイリバースプロジェクト(福知山市三和町川合地区)

■団体の紹介

廃校(旧川合小学校)を拠点に、移住者、農家民宿、クリエーターなど地域内外の多様で気さくなメンバーが、「川合がいつまでも川合であるために」を目標に思いを一つにして活動しています。収穫体験・川遊びなど農業農村体験を通じた都市部との交流や地域の伝統・文化の保全活動、大学生と連携したイベントなどを実施しています。(公式サイト:https://kawai-reverse.com

■地域の紹介

川合地区のある三和町は、福知山市の中心から南東に位置する地域です。新規就農を希望する若い移住者が多く、「万願寺甘とう」や「三和ぶどう」が特産物です。今回訪問する川合地区では、地元の農業グループが、毎週水曜日に「かわい野菜市」を開催するなど、住民が積極的に地域活動に参加しています。移住者が運営する農家民宿「ふるま家」があり、世界中から旅行客が訪れるなど、国際色が豊かです。

(2)チームみすず発足準備委員会(福知山市大江町河守上地区)

■団体の紹介

大江町河守上地区において、農用地保全活動や地域コミュニティの維持を目的として活動しています。2023年6月には、旧美鈴小学校において地域にぎわいイベント「みすずフェスタ」を初めて開催しました。2024年6月も同フェスタを実施予定です。農村資源の保全活動を軸に、今後は地域でのスモールビジネスにも取り組む予定です。(公式サイト:https://www.misuzusho.com

■地域の紹介

大江町は福知山市の北部に位置し、大江山には古くから鬼伝説が伝わっています。今回訪問する河守上地区は、伊勢神宮ゆかりの元伊勢三社(元伊勢内宮皇大神社、元伊勢外宮豊受大神社、元伊勢天岩戸神社)で有名です。また同地区の毛原の棚田(日本の棚田百選)では、田植えや稲刈りを通じて地域外との交流が行われています。

(3)中六人部地域づくり協議会(福知山市中六人部地区)

■団体の紹介

中六人部地区の活性化を目的として、地元の人々が立ち上げた地域団体です。定住促進、生活基盤の整備、地域おこしの3本柱で活動をしています。(公式サイト:https://www.nakaroku.net

■地域の紹介

中六人部地区は、福知山市の中心から車で15分ほどの場所にあります。若い移住者が管理人を務める地域版お試し住宅「Wぴーす」や、廃校を活用した農業体験施設「THE 610 BASE」など、若者を中心に地域内外との交流が進んでいます。

  •  「地域おこし協力隊制度」とは(総務省発表資料より抜粋)

■制度概要

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱します。隊員が地域に一定期間居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図るものです。

■実施主体:地方公共団体  

■活動期間:概ね1年以上3年以下

総務省の支援:特別交付税措置(隊員1人あたり480万円上限 等)

■参考データ:隊員の約4割は女性。隊員の約7割が20代と30代。

任期終了後は、およそ65%の隊員が同じ地域に定住している。(2023年3月末時点)

  • 地域おこし協力隊の受け入れ再開に向けての主な動き

■本市では、2015年から2021年にかけて、万願寺甘とうの活用や丹波漆の振興などにおいて6名の隊員を受け入れ、そのうち2名が現在も本市に定住しています。(定住率:33%)

■コロナ禍においては地域おこし協力隊員が十分に活動できないおそれがあったため、2019年6月以降、隊員の募集はしておりません。

■今回、新たな募集に向けて検討するなかで、2023年8月29日総務省から「地域おこし協力隊アドバイザー」を派遣いただき、地域団体と勉強会を実施するなど、地域と協働で受け入れ体制のさらなる強化に取り組んでいます。

■2024年1月13日(土)・14日(日)、東京ビックサイトで開催される「JOIN移住・交流&地域おこしフェア2024」に福知山市として出展します。

2023年8月 勉強会の様子 (NHK「クローズアップ現代」でも放送)

配信元企業:京都府福知山市

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