2月10日(土)から3月24日(日)まで埼玉・EJアニメミュージアムで開催される『DESIGNS永野護デザイン展』から、展示情報など詳細が発表された。

デザイナーの永野護氏は、1983年より日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)に在籍。翌年1984年には、TVアニメ『重戦機エルガイム』でキャラクターとメカデザインを担当し、TVアニメ『機動戦士Zガンダム』などにも参加している。1986年から、角川書店(現KADOKAWA)発行の月刊アニメ誌『Newtype』にて、漫画『ファイブスター物語』の連載をスタート。2012年には、監督・脚本を手がけた劇場アニメーション『花の詩女 ゴティックメード』が公開された。

『DESIGNS 永野護デザイン展』では、そんな永野氏の商業デビュー前の作品や『重戦機エルガイム』『機動戦士Zガンダム』『ブレンパワード』『シェルブリット』『ファイブスター物語』『花の詩女 ゴティックメード』などこれまでの制作物の中から原画やイラスト・設定画・ラフスケッチなど約340点を厳選して展示。オリジナルグッズの販売も予定されている。

同展では、『ファイブスター物語』1から17巻までのカバーイラスト原画17点を一挙に展示。サイズは最大のもので、幅106cm×高さ126cmにおよぶ。

展示予定の『ファイブスター物語』単行本カバー原画17点

展示予定の『ファイブスター物語』単行本カバー原画17点

永野氏のデビュー前作品では、第2回国際SFアート大賞入選作『デス・アンカー』(1982年制作)や、日本サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)在籍前の1980年代に描かれたオリジナルメカのスケッチも展示される。

サンライズ所属時の作品では、『重戦機エルガイム』『機動戦士Zガンダム』の設定画や準備稿、『銀河漂流バイファム』『聖戦士ダンバイン』『機動戦士ガンダムZZ』などの未登場メカのラフスケッチも公開。

ファイブスター物語』立体商品の最新作や、“ツァラトウストラ・アプターブリンガー”など『ゴティックメード』のガレージキットやプラスチックモデルを販売する各メーカーの最新アイテムを含む完成見本も展示されるとのこと。

さらに、展覧会初日には、埼玉・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールBにて、永野氏によるトークショー、アニメーション映画花の詩女 ゴティックメード』『ファイブスター物語上映会を開催。トークショーには、永野氏のほか、声優・川村万梨阿KADOKAWA井上伸一郎氏が登壇予定だ。

展示、トークショー、上映などのチケットは、イープラスにて受付中。受付期間や展示会の詳細は、公式サイトを確認しよう。

DESIGNS 永野護デザイン展